自見庄三郎議員は、4日午後の参院予算委員会で質問に立ち、鳩山由紀夫総理(代表)はじめ関係大臣に認識を質した。
自見議員は、「行きすぎた規制緩和によって雇用の流動化、不安定化を招いてしまった。今や5000万人の人が非正規社員で、サラリーマンの3人に1人が非正規社員であり、年収は大体200万円程度である」と指摘したうえで、「韓国は一昨日、非正規社員を雇用した企業に対して補助する法律が成立した。(今の日本は)雇用の構造を変えていくことが必要であり、(韓国のように)税制上の優遇措置は考えないのか」と質問した。
これに対し、菅直人副総理兼財務大臣は、「いろいろな形で非正規社員に対して、正社員になるようにする施策を講じているところ。正社員を新たに採用したところに対して税額控除か、何らかの優遇をするというのは大変軽重に値する政策だ」と応えた。
自見議員は、「今の日本は自信を無くし、物事を悲観的に考えることがあるが、この国民からきちっと鋭気と勇気を取り戻すべきだ。これは政治の最大の役割だ」としたうえで、鳩山総理に「日本再建国民会議のような会議の議長担っていただき、官民、与野党で同じ国会議員として知恵を出し合って、まさに日本国の再建のリーダーとなっていただきたい」とエールを送った。
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