■鳩山由紀夫総理(代表)記者ぶら下がり■
■「公明党が賛成なら政権としてはありがたい」子ども手当法案で■
鳩山由紀夫総理(代表)は10日夜、官邸で記者の質問に答え、子ども手当法案についての公明党との修正に関して、「まだ修正で合意したとの報告は受けていない。合意に向けて努力がなされている段階。公明党さんが子ども手当法案に賛成してくださるなら、政権にとってはありがたいこと」と答えた。
核兵器の日本持ち込みに関する密約に関連し、現在の状況をアメリカに確認をしたかとの質問に、「91年の艦船等からの戦術核兵器撤去の政策によって、核兵器が持ち込まれる事態は想定していない。非核3原則は守られる」と答えた。
■平野博文官房長官会見■
「政権交代での結果、核持ち込みの「密約」に関する情報開示が行われた」
平野博文官房長官は10日午前、首相官邸で会見を行い、子ども手当法案をめぐって公明党が修正を求めていることに対する政府の対応を問われ、「現在国対で協議を行っているところ」と現状を説明。その結果を受けて政府としてどう対応するか検討する意向を示した。
次に核持ち込みの密約を検証する外務省の有識者委員会が昨日「密約があった」と結論付ける報告書を岡田克也外務大臣に提出したことに関して、これまで(密約の)実態が国民に明らかにされていなかったことに対する所感を求められた平野長官は、「結果的に明らかになっていなかったが、政権交代が起きて数カ月かけ調査を行い、明らかになった」と述べ、政権交代によって情報開示がなされたことの意味は大きいとの考えを表した。
午後の会見で平野官房長官は、佐渡トキ保護センターで8羽のトキが死んだ件について、「極めて残念だ。専門家にも相談し、詳細を調査したい」と述べ、対策を実施する意向を示した。
また、沖縄の経済振興策について記者に問われ、「自立と発展のための振興策を考えなければならない。基地の跡地対策ではない」と答え、基地問題と経済振興は切り離す考えを述べた。
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