平田健二参議院国会対策委員長は17日午後、国会内で定例記者会見を行い、予算委員会での審議状況について記者団に語った。
平田参院国対委員長は、予算委員会での予算案委嘱審査が19日と23日に決定したと報告、昨16日に公聴会が終了したことから、委嘱審査が終われば採決の条件がほぼ整ったことになるとした。そのうえで、「全体的には野党の皆さんにご協力いただいて、比較的順調に法案審議が進んでいる」と語った。
同日、春闘の集中回答日を迎え、労働者側に厳しい回答が続いていることについて問われ、「残念だが、現下の状況からみたら仕方ない。ただ、交渉はまだ続いているから、ぜひ粘っていい回答を引き出してほしい」とした。
また、昨日の参議院総務委員会が原口一博総務大臣の遅刻により流会になったことについては、衆議院本会議の採決が遅れたという事情があるものの、「与党の理事が(野党に)しっかり説明して、開会時間を時刻指定ではなく本会議終了後にするなど配慮すべきだった。ただ、本来、大臣は委員会に呼ばれた場合は委員会優先で、本会議には欠席届を出すのが当たり前だ。そういったルールを知らないのは困る」と参議院の幹部として苦言を呈した。
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