高嶋良充参議院幹事長は23日午後、国会内で定例記者会見を行い、予算案の審議状況について記者団に語った。
高嶋参院幹事長は、現在、参議院予算委員会で最後の集中審議が行われているとし、22年度予算案は明日の本会議で成立する見通しであることを報告。予算関連法案については年度内に成立させたいが、若干4月に入って成立するものもあるとの見解を示した。
さらに、前半国会を振り返って、「初めての与党の予算審議としては非常に順調だったのではないか」と所感を述べた。
また、生方幸夫副幹事長の処遇をめぐる動きについて問われ、「急転直下で、円満解決が得られる状況が生まれた」として、生方副幹事長の続投が決定したことを報告。「私からは、生方さんに副幹事長の職責を全うしてほしいと申し上げてきた。今日に至って、全うできることになったということだから、今まで以上に愛党精神をもってやっていただけるものと確信している。雨降って地固まるということだ」と語った。
職責を全うするということの意味については、「記事の善し悪しを問題にしたわけではなく、党の執行部の一員である副幹事長が発言できる党の会議で堂々と主張すべきで、それが党内民主主義における言論の自由のルールではないかと申し上げてきたが、生方さんにはそれをご理解をいただいたと思う」と説明した。
さらに後任として指名されていた辻恵議員については、増員で副幹事長に任命されることを明らかにした。
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