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2010/03/24
【今日の官邸】鳩山総理(代表)ぶら下がり、平野官房長官会見、松野官房副長官会見
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■鳩山総理(代表)ぶら下がり■

 鳩山由紀夫総理(代表)は24日夜、官邸で記者団の問いに答え、同日成立した平成22年度予算に関して、「まず、予算が通らなければ、いくらいい政策を訴えても、それが国民の実感として届かないと思っていた。お陰さまで、連立与党の協力のもと、自民党も含めて野党のみなさんも審議に応じてくださる中で、戦後5番目の早さで本予算が成立をした」と表明。「経済がやはり気がかりだとすれば、早く予算を通していただきたいと思っていた。早く通してもらったことは非常によかった。感謝している」と語った。

 同時に「だからこそ、これからがスタートだというか、国民のみなさんに、たとえば子ども手当とか、あるいは高校の無償化とか、一つ一つの予算がお一人お一人の実感になっていくのではないかと期待をしている。この実感というものが『政権が代わったな』、『メリハリのついた予算といわれていたけど本当だな』というように、国民のみなさんに伝わってほしいと思うし、伝わっていただけると期待している」と述べ、「いのちを守る予算」の成立が国民の生活の改善に繋がることを改めて強調した。

 また、同日行われた政府・民主党首脳会談において、自ら1つ提案したことを明かし、「1期生が今回、選挙で大変増えた。その1期生がチームを作ってがんばってくれているが、国対委員長の下でさまざまな提言や検証もしようという話があった。ですからぜひ、この1期生と参議院の1期生も総動員をして、いわゆる独立行政法人、公益法人の見直しに対して力を貸してほしいと申した」と説明。具体的なことはこれから詰めていくことになるが、「基本的にOKをいただいた」と述べた。

 「若い議員のみなさんも、しっかりと頑張ってくれているわけだから、彼らが政策というか、行動力で、党のために、あるいは国民のみなさんのために、どこにムダ遣いがあるかということを、しっかりと自分の手足、頭を使って調べるということは大事だと思って、協力をしてくれることを大変期待している」とも語った。

 
■平野博文官房長官会見■
官房報償費の公表に「国益にプラスか考え、総理の意向に沿う形で知恵を絞る」

 平野博文官房長官は24日午前官邸で会見を行い、普天間飛行場の継続使用について記者団から、鳩山由紀夫総理(代表)が同日の参院予算委員会で普天間飛行場の全面返還について否定しなかったとの指摘に対して、「(普天間飛行場移設の)ロードマップにおいては、(普天間飛行場の)全面返還が基本に書かれているので、まず危険性の除去と負担軽減をどうするかということである。危機管理上の問題としては有事を想定した判断というのは必ずある」と答え、政府として普天間飛行場の全面返還を前提としたうえで、議論を行っているところであると述べ、鳩山総理とも同じ認識であることを強調した。

 次に昨日夜行われた普天間飛行場移設に関する関係閣僚との協議について質問を受け、「12月28日の第一回目の会合から今日まで、沖縄基地問題検討委員会、さらにはいろんな方々からのアイディアや知恵を集約し、これまでの経過を鳩山総理、岡田克也外務大臣、北澤俊美防衛大臣、前原誠司沖縄担当大臣(国土交通大臣)らに報告し、意見交換を行った」と説明。政府案としての方向性は見出せているかとの問いには、「見出さなければならないし、そういう方向性はつくっていかなければならない」との見解を示した。

 続いて官房報償費の使途公表について、鳩山総理が昨日参院予算委員会で「使途を問わず一定の時間をおいて全面公開するべき」との考えを表したことに対する質問に平野長官は、「総理からは前々からできるだけ透明性を確保するようにという指示はあった。この4月から1年かけて(報償費の内容や使途公開について)検討する」と基本的な考えを述べるとともに、「相手(情報提供者)さんに5年後、10年後にオープンにすると言った時にその情報が頂けるのかという懸念もある。国益にとってプラスかどうか考えなければならない。総理の考えに沿うような形で知恵を絞りたい」との考えを示した。


■松野頼久官房副長官■
本年度予算成立「実際生活に直結する部分で国民が変化を感じていただける」

 松野頼久官房副長官は、24日夕官邸内で記者会見し、平成22年度予算が参院本会議で成立したことにつき、「政権交代して初の予算。予算・関連法案が成立すれば実際生活に直結する部分で、国民が変化を感じていただけると確信している」と述べた。

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