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2000/09/05
鳩山代表・羽田幹事長がプーチン・ロシア大統領と会談
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民主党の鳩山由紀夫代表と羽田孜幹事長は5日午後、来日していたロシアのプーチン大統領と東京・赤坂の迎賓館で約30分間会談した。

 会談後、記者会見した鳩山代表によると、プーチン大統領は率直な人柄で、冗談を交えながら和やかに会談が進められた。

 大統領は冒頭、「鳩山一族の方にお目にかかれてうれしい」と、かつて日ロ友好に尽力した鳩山代表の祖父である鳩山一郎元首相に言及。代表も「祖父の血を引いていることもあり、私も日ロの発展に政治的にもっとも力を入れてきた一人だとの自負がある」と応じた。

 北方領土問題について、鳩山代表が「領土の問題の解決を楽観視はしていない。日ソ共同宣言、その後の東京宣言をベースにしながら、解決にむけてねばり強く努力すべき」と述べたのに対し、大統領は「領土問題解決の基盤づくりが不可能とは考えない」との発言があった。

 また、鳩山代表が北方領土問題の解決に向けた環境整備の一環として、日ロが東アジアの平和安定に貢献する関係をつくりあげるとともに、中国や韓国、北朝鮮などとサハリンでの天然ガスプロジェクトの共同実施を提案した。これに対し、大統領は「大変壮大なプロジェクトだが、中国にとってもエネルギーは重要なテーマであるし、実現性のある提案だ」と応じた。

 また羽田幹事長が先日訪れた北方領土の国後、色丹両島の社会資本整備などの遅れなどを説明し、「北方領土を架け橋として、両国の友好を発展させたい」と語りかけると、大統領は「同感だ。状況は私なりに把握している」と述べ、羽田幹事長に謝意を表した。

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