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2010/03/30
予算関連法案は年度内に全て成立 高嶋参院幹事長
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 高嶋良充参議院幹事長は30日午後、国会内で定例記者会見を行い、年度末を前に国会の動きについて記者団に語った。
 
 高嶋参院幹事長は、明日31日の本会議で日切れ法案を全て成立させる状況になったとして、野党の皆さんにも大変な協力をいただいて、与党として予算と関連法案を年度内に全て仕上げることができたのは、政権1年目としては非常によかったと所感を述べた。

 その上で、「3月末までは麻生政権の予算を受け継いだ試運転期間であり、4月1日からはまさに本格的に鳩山政権が始動する」として、新しい気持ちで一層がんばっていきたいと意欲を述べた。

 参院選に向けたマニフェスト作りについて問われ、「衆院選のマニフェストは4年間で実行していくと約束したものであり、昨年のマニフェストを基本に対応していくのは当然のことだ。ただ、野党時代に作ったマニフェストを、与党として税収が落ち込んでいる経済状況等も含めて財源をどうしていくのかは大変重要な課題である。全面的に見直すのではなく、状況によっては実施時期をずらすなどの手直しは必要になってくると思っている。4月1ヶ月をかけて国民の政策要望を聞くことにしているので、それらも見極めながら、最終的には政権公約会議で判断したいと思っている」と語った。

 また、参院選の複数区に複数候補を擁立することの是非について、「私は政権与党として攻めの選挙をしていく中で当然のことと思っている。ただ、勝ち負けは当然重視しなければならないので、共倒れが想定されるなら話は別だが、今想定している複数区でその心配のあるところはひとつもない」として、支持層を拡大して次の衆院選につなげるためにも、運動論として複数擁立の方針は正しいとの見解を述べた。

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