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2010/04/03
鳩山総理(代表)滋賀県を訪問 子どもたちの育ち・最先端技術・環境保全の現場を視察
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 鳩山由紀夫総理(代表)は3日、「国民の皆さんの生の声を聞き、現場を知る」との思いで、一日かけて滋賀県内を精力的に回り、東近江市のひまわり幼稚園、京セラ株式会社滋賀八日市工場、琵琶湖博物館を視察するとともに環境活動団体と意見交換した。滋賀県連代表の奥村展三衆院議員はじめ、福山哲郎外務副大臣、田島一成環境副大臣、林久美子、徳永久志両参院議員、出原逸三同県連幹事長らが同行した。

 幼稚園は需要が減り、一方で保育園は入所希望者増による待機児童が増えるといった状況にあるなか、幼稚園と保育園の一体化に着手したという東近江市のひまわり幼稚園では、市と幼稚園と保育園それぞれの保育士、保護者が一体となって「子どもたちにとって何がいいのか」の視点で試行錯誤しながら園を運営している実情を聞いた。西澤市長からは「地方自治体に裁量を移譲してもらえば充分にやれる」との問題提起があり、同時に、幼稚園を保育園に移行する際の届出の省略、幼稚園の教師と保育士の免許制度の一体化、待遇改善による保育士不足の解消の必要性などの点を国として検討すべきとの指摘があった。野党当時、民主党『次の内閣』ネクスト子ども・男女共同参画担当大臣、ネクスト文部科学担当副大臣等を歴任し、子どもたちの安心・安全な育ちの環境づくりに尽力してきた林議員も積極的に意見交換した。

 1975年に太陽エネルギー事業に取り組んで以来、多くの製品やシステムを提供してきたという京セラ株式会社では、環境問題に積極的に取り組んできている福山外務副大臣も参加して、太陽電池の製造工程を視察した。

 琵琶湖博物館見学、環境問題に取り組んでいる団体との意見交換会は嘉田由紀子滋賀県知事の案内で進められ、田島環境副大臣も同席して、琵琶湖の水質保全のほか、滋賀県の環境問題に取り組んでいる多くの皆さんから取り組み事例について話を聞いた。

 鳩山総理は休日に参集してもらったことに謝意を示したうえで、「今日は知事さんに協力いただきながら琵琶湖を有している滋賀県がいかに環境という問題を大事にされながら、非常に先駆的な努力をしているかという話を伺ってきたところ」だと述べた。また、参加者のなか、菜の花を栽培し、菜種油をつくり、廃食油を精製処理し、軽油の代替燃料としてディーゼル車に給油し、油粕は肥料として活用するという循環サイクルを実現している菜の花プロジェクトの藤井会長とも鳩山総理は再会。かつて訪問した際にはトラクターを運転したことにもふれ、「てんぷら油のにおいがした」と暖かいふれあいを体験させてもらった思い出を振り返った。「環境を大事に育ててこられた皆様方と短い時間だが意見交換し、できる限り役に立たせていただきたいと思っている。ぜひ皆様方にご協力をいただきながら、地球を愛する一人ひとりとして、役に立てるような世の中にしていければという思いだ」と鳩山総理は語った。

 

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