鳩山由紀夫総理(代表)は24日午後、群馬県前橋市で富岡由紀夫参院議員が主催する国政報告会に出席し、約800人の参加者に対して同日行った視察の感想ならびに次期参院選ので民主党へのさらなる支持を訴えた。
はじめに鳩山総理が挨拶に立ち、同日の群馬県内の視察について、「群馬に来て色んな発見をした」と報告。鳩山総理は、明治政府の殖産興業政策に基づき設立され、日本の器械製糸工場設立の基礎を築いた官営の模範器械工場である富岡製糸場について、明治5年から「国を開く」という努力が富岡市から始まり、その「国を開く」という思いが伝わったと語った。
さらに大泉町での日系ブラジル人を中心とする定住外国人の方々が地域の皆さんと協力して多文化共生の町を作ろうと努力している姿について総理自身が目指す「官を開く、国を開く、未来を拓く」という日本の将来像のモデルになると力説した。
最後に鳩山総理は、次期参院選挙について触れ、「今回の選挙は厳しい戦いだと思うが、地域の皆さんとともに歩む日本の姿をこの群馬県から発信できると確信した。みんなが一つになって素晴らしい改革の炎を燃やし続け、そして時計の針を決して戻さず、大きく前に進めていくためにも民主党に皆さんの力をいただきたい」とさらなる支援を訴え挨拶を終えた。
次に富岡議員が挨拶に立ち、参加した支持者に対して感謝の意を表した。富岡議員は総理と行った視察を通じて、「民主党の原点は『国民の生活が第一。』であり、国民の声を聞くことの大切さを改めて確認させてもらった」と視察の成果を語った。
続いて富岡議員は昨日から始まった「事業仕分け第2弾」について言及し、「今まで全く触れられなかった独立行政法人などの中身、ムダ遣い、天下りの問題を国民の前でオープンにして議論していることは政権交代の最大の成果である」と述べるとともに民主党政権が作った平成22年度予算についても、「人に優しく、いのちを大切にする予算となった」と報告。「医療、年金、子育て、教育、農業、環境など皆さんからいただいた要望一つひとつを政策として実現していくことが我々に課せられた使命である」と今後の取り組みにも意欲を示した。
そして富岡議員は、「皆さん方からいただいた声をしっかり受け止めて改革の針を逆戻りさせないという思いで夏の参院選を戦いぬき、勝利を目指していきたい」と決意を表明した。
最後に同会に参加した宮崎岳衆院議員、次期参院選比例区公認候補予定者の小寺弘之・前群馬県知事らとともにガンバロー三唱を行い、団結を誓いあった。
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