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2010/04/29
2010年 第81回メーデー 鳩山由紀夫代表メーデーアピール
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 第81回メーデー中央大会における鳩山由紀夫総理(代表)のメーデーアピールは、下記の通りです。

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第81回 メーデーアピール

 第81回メーデーを祝し、民主党を代表して連帯のご挨拶を申し上げます。

 はじめに、昨年の総選挙で熱いご支持をいただき、皆様とともに政権交代を成し遂げ、国民政権を誕生させていただいたことに、心から深く感謝いたします。
 また、大きなご期待をいただいているにもかかわらず、国民の皆様からお叱りの声をいただいていることを真摯に受け止め、猛省しています。皆様の声をバネとして、改めるべきは抜本的に改め、信頼を高めるために全力を挙げて公約の実行に邁進し、与えられた使命を果たしていく決意です。

 政権交代から半年余り、紆余曲折や遠回りはありますが、政治の大変革は一歩一歩着実に進めています。政府予算は「コンクリートから人へ」の理念にもとづき、公共事業予算を18%減らす一方で、社会保障を9.8%増、教育を5.2%増とするなど、予算配分を大きく変え、マニフェストを一年目の予算に結実させることができました。行政刷新、事業仕分けを推進し、利権や既得権の排除を国・地方でさらに進めます。

 依然として景気や雇用は大変厳しい状況にありますが、この予算には、子ども手当、高校の実質無償化、雇用のセーフティーネット拡大、医療・介護の再生、農家への戸別所得補償などを盛り込んでいます。高校無償化は既に実施され、子ども手当の支給も間もなく始まります。いのちを守り、暮らしを守る、これらの政策が順次実施されていけば、日々の暮らしのなかで皆様に政権交代を実感していただけると確信しています。

 民主党政権によって何が変わったのか。政治の仕組みも税金の使い道も、そして国と自治体の関係も変わりつつあります。国民の生活が第一の政治はその初年度が実施に移されつつあります。旧政権の負の遺産の大掃除は着手したばかりです。4年間で必ず完結させます。

 普天間基地の移設問題では大変ご心配をお掛けしていますが、志なくして大転換を成し遂げることはできません。普天間の危険性の除去と沖縄の負担軽減は必ず成し遂げます。民主党は決して挫けず、常に国民の皆様の声を大切にして、国民とともに前進します。

 民主党は、勤労者、国民の皆様とともに、新たな国づくりに向けた変革を強力に推し進めていきます。ともに力を合わせ、新たな日本を築いていきましょう。
 第81回メーデー万歳。

民主党代表 鳩山由紀夫

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