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小沢一郎幹事長は７日午後、訪問先の宮崎市で、宮崎県内で発生した口蹄疫への対策に関する要望を、宮崎県知事、市町村会など関係者の代表らから受け、民主党として政府に強く要望していくと応えた。
はじめに東国原英夫知事と会談した小沢幹事長は、東国原知事より「口蹄疫が発生中ということで、畜産市場が止まっている。そのため、出荷できない畜産の飼料代、感染を防ぐための消毒費などが嵩んでおり、畜産農家からは、今後の生活について不安の声が上がっている」などの意見が出され、経営や生活の安定対策や、防疫対策などにきめ細かい支援策をお願いしたいとの要望書を手渡された。
続いて、宮崎県内の市長会、町村長会、ＪＡ、生産者の代表との会談に臨み、それぞれの代表者からの支援策、防止策の要望書を受けとるともに、「広がり方の早い疫病なので、感染地域にある牛や豚は殺処分にしなくてはならない。しかし、処分するために人手や埋設処分場の問題もある。さらに、現場で迅速に対応できるように手続きを地元に任せてほしい」といった喫緊の問題点が出された。
会談終了後に記者からの質問に小沢幹事長は、「県知事をはじめ、県当局、市町村長の代表、ＪＡの関係者、生産者の代表の方たちから現状についてつぶさに伺った」と述べたうえで、「宮崎県は畜産県だから、農家を中心に大きな痛手だ。さらに農家以外も物流が止まってしまうなど被害がますます出てくる。また、速いスピードで感染が進んでいるという状況をお聞きし、このままでは宮崎県だけではなく、隣県から全国に広がっていく可能性もある」と、問題点を指摘し、これら関係者の要望と、実情を政府に強く伝え、より積極的な支援策、防止策を講じるように申し入れたいとの考えを示した。
この日の会談には、外山斎、横峯良郎両参院議員、道休誠一郎、川村秀三郎両衆院議員も同席した。
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