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2010/05/11
B型肝炎訴訟の早期解決に向けてB型肝炎訴訟原告団から陳情受ける
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 党本部で11日午後、B型肝炎訴訟原告団を迎え、高嶋良充筆頭副幹事長、細野豪志、青木愛両副幹事長、柚木道義、福田衣里子両衆議院議員は原告団の皆さんと面談し、係争中のB型肝炎訴訟の早期解決に向けて民主党から政府に働きかけてほしいとの陳情を受けた。

 全国原告団代表の谷口さんは冒頭、「私たちB型肝炎訴訟原告団は実に悲惨な状況にある。すでに原告10名が亡くなった。もう私たちは一日も待てない。一日も早い解決をお願いする」として、「B型肝炎訴訟の早期全面解決を求める要請書」を高嶋筆頭副幹事長に手渡した。和解勧告が出され、次回期日が14日に予定されている札幌地裁等はじめB型肝炎訴訟の解決に向けて、政府が和解協議に早期に入るとともにその前提として総理はじめ関係閣僚は原告・被害者の声を直接聞いてほしいとの求めがあった。

 続いて、北海道原告代表はじめ各地域の代表から、窮状と早期全面解決を求める声が相次いだ。

 要請を受けて高嶋筆頭副幹事長は、「長年にわたって苦痛に耐えながら救済と解決のために訴訟も含めて大変なご努力をいただいてきたことに心から敬意を表する」としたうえで、「和解勧告を(受けて)党としては政府に対して、当然のこととして和解協議に一刻も早く入るべきだいいう立場で、鳩山総理を含めて政府側には党の考え方は伝えてきた」と述べた。

 また、「政府側から正式に和解協議に入りたいという回答は党には寄せられていないが、いずれにしても、裁判所の和解勧告に対して、14日までには和解協議に入るということを政府として正式に表明することを私どもは確信している」と語った。「ただ、直接お会いをして政府側に伝えることは、裁判所との関係でいろいろあるが、政府としては前向きに検討しているということで、理解を得てほしい」と求めた。

 同時に、「皆様方もご承知の通り、鳩山総理は友愛を掲げており、所信表明演説でも『いのちを守る政治』を政策実行の基本理念にすえている。そういう観点からいえば、B型肝炎の皆さん方のこの問題を、政権として皆さん方ときちんと協議し、真摯に話し合いをするなかで円満な解決をはかっていくことを政府側にきちんと伝えていく」と重ねて語った。

 

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