民主党の鳩山代表は14日、小渕前首相の逝去を受けて談話を発表した。
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2000年5月14日
小渕恵三前内閣総理大臣の逝去を悼む
民主党代表 鳩山由紀夫
本日、小渕恵三前内閣総理大臣が逝去されました。激務の中での突然の発病に驚き、ご回復を心からお祈りしておりましたが、闘病のかいなく帰らぬ人となられたことは悲しみの一言に尽きます。
ご遺族のみなさまに対しまして、衷心よりお悔やみを申し上げますと共に、前総裁を失われた自由民主党に対しましても謹んでお見舞いを申し上げたいと存じます。
小渕前総理は、内外の課題が山積する二十世紀末の日本を担い、現連立与党の結集に大きな役割を果たされると共に、国会における党首討論の導入、沖縄サミットの実現などに尽力されました。
政治に対する熱意あふれる一貫したその姿勢は、党派を超えて評価されるべきだと考えます。
民主党は、小渕総理・総裁率いる連立与党勢力と正々堂々と対抗し、総選挙によって雌雄を決すべく全力を尽くしてきました。よき政敵を失った残念の思いは、民主党議員一同共通のものです。
職務の途中にあって倒れられた小渕前総理を悼み、残された者の務めとして日本の現在と未来に対する責任を全うするため、なお一層身を引き締めてまいりたいと考えます。
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