平田健二参議院国会対策委員長は12日午後、国会内で定例記者会見を行い、後半国会の参議院の動きについて語った。
まず平田参院国対委員長は、「ほとんどの委員会で法案がなくなり、開店休業状態。衆議院から送付されていないことが原因だ」と指摘。「今日まで野党に対して丁寧な議会運営をしてきたが、野党は予算委員会での集中審議をしなければ全ての委員会の審議に応じないという態度を鮮明にしてきた。衆議院では、少し強行な形で委員会運営をしなければ残された法案が処理できない状況になりつつある。参議院としては、野党の皆さんに『(法案)が送られてきたら委員会審議を促進していただきたい』と、今日、自民党の鈴木国対委員長に申し入れる」とした。
そのうえで、「野党の言わんとしていることはわからないでもないが、たとえば普天間問題にしても、5月31日の後に集中審議をすればいいと野党に伝えている」と述べた。
国会の会期延長については、「与党なので、政府提出の法案は会期中に通すのが使命だが、ムリに通すために会期を延長するのもおかしな話だ。選挙の年だし、ある程度は会期内で収まらないものは仕方ないかもしれないが、まだ結論を出すに至ってはいない」との見解を語った。
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