輿石東参議院議員会長(幹事長職務代行)は13日午後、国会内で定例会見を行い、国会の動きなどについて語った。
まず輿石参院議員会長は、「会期末まで30日余り。いよいよ民主党の真価が問われる。きちんとマニフェストの見直しを行って、今日までできたこと、まだできないもの、修正したものなどを明確にしながら、国民の期待に応えていく。民主党がしっかりしないと、日本の政治が混乱するという自負と責任をもってやっていく」と語った。
普天間移設問題に関して、鳩山総理の6月以降も努力するとの発言について問われ、「5月末までに決着したいという思いを込めて目標を立てたが、これだけの大きな問題だから、思った通りにいかない場合は引き続き努力をさせてもらうという意味だろう」としたうえで、「それだけ困難な問題だ」との認識を示した。
また、参議院の議員定数削減については、「衆議院は80削減と明確な数字が出ているので、可能な範囲で数字を出した方がマニフェストを見てもらう方にも、我々の決意がわかるだろう」と述べ、政権公約会議で定数削減について言及したことを明らかにした。
さらに、インターネットの選挙運動解禁について問われた輿石議員会長は、解禁の方向性については賛成の意を述べ、「ツィッターまで広げると混乱を起こす恐れがあり、その場合、規制するものを同時に考えておかないといけないから、今国会はホームページとブログに集約されている。ゆくゆくは、メリットとデメリットをきちんとコントロールできるようにすれば、全面ネット選挙の方向にいくのではないか」との見解を語った。
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