民主党はじめ社民、国民新の与党3党は14日午後、政治主導の推進を図るべく「国会審議の活性化のための国会法等の一部を改正する法律案」「衆議院規則の一部を改正する規則案」を衆議院に提出した。牧義夫、岡島一正、樋高剛、重野安正(社民党)各議員が法案を手渡し、その後の記者会見に臨んだ。
岡島議員は、両法案は政治主導体制の一層の強化推進に向けて党政治改革推進方部で協議、その後社民、国民新両党とも話し合いを重ねた結果、同日、3党での法案提出に至ったと経緯を説明。政府とも協力し、速やかな成立を目指す考えを示した。
岡島議員は、特徴について(1)副大臣・政務官の増員(国会審議活性化のための国会法等の一部改正案)(2)政府参考人制度の廃止(衆議院規則の一部を改正する規則案)(3)意見聴取会の開催(衆議院規則の一部を改正する規則案)――の3点を列挙。委員会が審査や調査を行うには行政機関の職員、学識経験者から聴取する場として意見聴取会を開催する必要性があると指摘、議席数に係らず少数政党、少数会派に配慮して開催するとした。
両法案は、官僚主導を政治主導に変えるための第一歩であり、公約を実行するための歴史的なものだとその意義を強調。「今後、与野党合意に向け努力していくためのたたき台」との認識を示した。 岡島議員は最後に、「法案提出は(国会改革の)入り口であり、今後通年国会のあり方などを含め協議を続けていく」と述べた。
続いて重野社民党幹事長は、「言論府の国会において政治家が中心となって議論を戦わせ法律を作ることが本来の国会のあり方。両法案は国会審議を活性化させるためのもの」だと述べた。
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