高嶋良充参議院幹事長は18日午後、国会内で定例記者会見を行い、参議院の動きについて記者団に語った。
まず高嶋参院幹事長は、参議院改革協議会を21日に開会する方向で調整中であると報告。選挙制度にかかわることを最終確認するので、参加を希望する新しい会派にも入ってもらう方向で、今日の議院運営委員会で決定するとした。
また、衆議院は重要法案は会期末までに成立させる方針で努力しているとして、「参議院も衆議院から送られてきた法案についてはどんなことがあっても成立させる」と述べたうえで、「6月の早い時期に送ってもらわないと成立が危ぶまれることは、衆議院側もよく承知の上で対応いただけるのではないか」とした。
同日施行された国民投票法についての受け止めを問われた高嶋参院幹事長は、「3年間の猶予期間をおいて施行されたわけだが、成立にあたっては非常に不幸な経過をたどってきた」として、衆議院での強行採決や参議院での全野党反対等、当時の状況を振り返ったうえで、「それ以降、猶予期間の中で自民党を中心とした(当時の)与党が関連法案を見直す作業をしてこなかった。参議院に憲法審査会の規程がないことは、今後は不幸な経過を繰り返さないよう、全党が合意できるような規程ができるよう与党として主導的役割を果たしていかなければならない」として、今後検討に入ることを報告した。
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