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鳩山由紀夫総理（代表）は２３日沖縄県を訪れ、仲井真・沖縄県知事、稲峰・名護市長をはじめとする沖縄北部十二市町村長や沖縄経済団体会議らとそれぞれ普天間飛行場移設問題について会談を行った後、昭和１９年８月に沖縄の疎開船「対馬丸」が米海軍潜水艦に魚雷攻撃を受けて沈められ、帰らぬ人となった乗船者約１４００人の方々の慰霊碑がある小桜の塔で献花を行い、哀悼の意を表した。
献花を行った後、対馬記念館を視察した鳩山総理は記者団から同日行われた普天間飛行場移設問題に関する一連の会談を経て、今後沖縄県民に対してどのように理解を得ていくのかとの質問に、「誠心誠意心をこめて、現実の中での安全保障の議論、今日まで沖縄の皆さんが抱えてこられた様々な歴史的思いなどに理解を求め、私自身の考え方にも理解を深めていただけるように努力を重ねるしかないと思っている」と答えた。
次に同日、５月４日に続き、再度の沖縄訪問を行った目的を問われた鳩山総理は、「２度目お邪魔したのも、県民の皆さんにご理解を高めていただきたいということで参った。一番は選挙のときに、『最低でも県外』と言ったことで期待感が高まった中、元の現行案に戻るのではないかと言うことに対するご批判に真摯に反省し、受け止め、お詫びして現在の政府案を丁寧に説明するしかないと考えている」と述べた。
最後に県民の理解を得るために経済振興策的なものをどのように考えているかとの質問を受けた鳩山総理は、「沖縄の経済情勢が大変厳しい状況にあることは理解している。ただ基地の移設問題とは関係なく、沖縄の経済ということを捉えた時に、アメだとかムチだとかいう思いではなく、しっかりと政治として支援したい」との考え方を示した。
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