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2010/06/04
【今日の官邸】平野博文官房長官会見
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 平野博文官房長官は4日午前、官邸で閣議後に定例会見を行い、内閣総辞職を決定、総辞職に当たっての内閣総理大臣談話(下記ダウンロード参照)を示したと報告。鳩山由紀夫総理から最後の発言(下記ダウンロード参照)があったとも紹介し、総理の理念実現に向けて引続き尽力すると表明した。

 最後の会見にあたり平野官房長官は、「国民から大きな期待を頂きながら総理を退陣に至らしめたことは官房長官の専ら私の不徳の致すところ。責任を痛感している」とコメント。政権発足の9月16日から本日まで262日間、いろいろな思いの下に鳩山内閣が発足し、いろいろなことを一歩一歩進めてきたと述べた。一方で、「内閣の抱える課題が大きかったことも事実。国民の皆さんの期待が大きいゆえに短期間で多くの成果を求められた」とも指摘し、歯車の回転が上手くいかなかったのかと振り返った。

 そのうえで、マニフェストや連立政策合意に基づく内閣の実績として、国民生活、経済・雇用に大きな成果をもたらしたと主張。「種を蒔かなければ生えない」と切り出し、鳩山総理が打ち出した米軍基地の沖縄県外移設の追及、「新しい公共」の概念、東アジア共同体構想などは、日本の国家路線として定着していくと確信していると強調、「総理の理念を実現すべく今後も切磋琢磨していく覚悟だ」と述べた。

 また、格言「月に叢雲花に風」にならい、「政権交代と言う大輪の花を風雨から守り、大義に基づき懸命に王道を歩かれようとした総理にお仕えぬいたことを誇りに思う」と表明。「自らの未熟を深く反省し、民主党政権が国民の皆さんからの信頼を回復するために一議員として微力を尽くしていく。民主党として『国民の生活が第一。』の政治を目指し頑張っていきたい」と語った。

 閣議ではそのほか、宮崎県えびの市を中心に設定されていた口蹄疫の移動制限区域等の指定について、本日をもって解除されたと報告。地元の皆さん一体となった尽力の成果であると関係者の取り組みに敬意を感謝の意を表明、政府として引続き全力をあげて感染拡大の防止に取り組んでいくとした。

 また、閣議に先立ち開催された「新しい公共円卓会議」では「新しい公共宣言」がとりまとめられ、併せて政府の方針を決定したと述べた。

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PDF 内閣総辞職に当っての内閣総理大臣談話
PDF 内閣総理大臣発言
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