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2010/06/12
ぜひ民主党に日本を元気にさせることをやらせて 菅代表(総理)、枝野幹事長がそろって街頭で訴え
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 菅直人代表と枝野幸男幹事長、安住淳選挙対策委員長がそろって就任後初となる街頭演説を12日午後東京・新宿駅南口で行い、集まった約3000人を前に、この日本を元気にする政治、経済、財政、社会保障を強くすることを民主党政権にやらせてほしいと訴えた。司会は、小川敏夫国民運動委員長(東京選出参院議員)が務めた。

 まず、安住選対委員長が、今日が新しいスタートを切った民主党の第一声だとしたうえで、菅代表、枝野幹事長ともに普通の家庭に育ち、光の当たらない人に光を当てる仕事をしてきたと紹介。そのうえで「この二人が日本の閉塞感を打ち破る。もう一度民主党の声が皆さんの心に届くようにする」と訴えた。

 次に枝野幹事長が、昨年の8月に時代に合わなくなった政治を変えるために力をいただいたが、十分に応えられる8カ月ではなかったとしたうえで、「それを反省し再スタートした。時代の閉塞状況を打ち破る。不公正、不公平な行政、政治を正し、知らないところでの行政を国民の皆さんの目に見えるものにしていかなくてはならない。古い政治と真正面から戦い、皆さんの声に真正面から耳を傾け、元気の出る日本をつくる。もう一度私たちにチャンス下さい。古い政治に戻さないためにもう一度チャンスを、今度こそ成果を挙げる」と訴えた。

 菅代表は、初めに、鳩山由紀夫前総理を盟友中の盟友として任期を全うしてもらいたいとしていたが、支えきれなかったとしたうえで、「民主党らしい民主党に立ち返って活動することを理解してほしい」と前総理から引き継ぎ4日に総理に任命された自らを紹介。

 また、民主党には内閣にも党の役職にも若い、10年、20年先も現役の政治家、責任をもてる政治家がそろっていることを挙げ、「この日本の建て直しの仕事に頑張ってくれると信じている。まず、私の仕事はその(建て直しを)軌道に乗せること」と表明した。

 具体的には、まず行政を透明なものにし、無駄遣いをなくすことを1丁目1番地に挙げ、枝野幹事長の後任として行政刷新担当大臣となった蓮舫さんの活躍を見てほしいとした。

 さらに、強い経済、強い財政、強い社会保障を実現させて、日本の元気を復活させるとして、「それは、手品でもなんでもない。スウェーデンで実現している。民主党にぜひやらせてほしい」と呼びかけた。

 また外交面では、「外交とは内政である」としたうえで、国民が自分たちの国を自分たちでキチンと治めようという気持ち、その強さが外交にも反映されると説明、「外交を強くする力を与えてほしい」と訴えた。

 さらに、司会を務めた小川参院議員を、「元検事、弁護士として民主党が筋をたがえることのないよう見守ってくれる頼もしい仲間」と紹介し、「街頭での総理として初めて皆さんへの訴えとする」と結んだ。

 演説を終えた、菅代表と枝野幹事長は聴衆の中に入り握手して民主党の再スタートへの理解を求めた。

 

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