民主党の女性キャラバンの岡崎トミ子、神本美恵子、相原久美子各参議院議員が13日、長崎市を訪れ、犬塚直史参議院議員(公認予定候補)の街頭演説4か所でマイクを握った。
この夏改選を迎える犬塚議員は、6年間の実績を訴えるため離島を含む県内1000か所での街頭演説ラリーを今年3月27日からスタート。この日、市内元船町にあるショッピングセンター「夢彩都(ゆめさいと)」前の街宣がちょうど600回目となった。
前日から梅雨入りした長崎だったが、キャラバン隊が到着する頃にはすっかり青空に。街頭演説の口火を切った岡崎トミ子議員はまず鳩山首相・小沢幹事長の退陣について陳謝。その上で、「支え合いのネットワークから誰一人として排除されることのない社会、一人ひとりを包摂する社会の実現を目指す」と菅首相が所信表明演説で表明したことに触れ、「犬塚議員は国際平和、人間の安全保障に取り組んできた、参議院で大きな存在感を持った政治家」と紹介し、期待感を表した。
続いて、相原議員は「首相は交代したが、国民の生活目線の政治、生活第一路線は着実に進んでいる」として、自民党の旧政権で進められた地方切り捨て・弱肉強食社会からの脱却を訴えるとともに、「人権を守る、行動力あふれる政治家である犬塚さんは国会に必要な人材」だとアピールした。
また神本議員も、犬塚議員の人権問題や国際平和への6年間の取り組みを高く評価した上で、「国会の中でこのことをずっと考え続ける貴重な存在。子どもたちに平和な未来を手渡すために、政権与党になくてはならない人だ」と支援を訴えた。
3人の熱いメッセージを受けて、犬塚議員は昇降式のステージの上でマイクを持ち、貸借対照表や発生主義、時価会計などの基準を国の会計に導入する「公会計法」やテロ根絶法など、6年間の参議院議員生活の中で手がけた法案を紹介。外交防衛委員会に6年間所属した間に、防衛大臣(防衛庁長官)が11人、外務大臣が7人交代したことをあげ、「骨太で本質的な国家戦略上の議論ができるのは任期が6年の参議院だからだ」として、「日米同盟を発展、進化させて、東アジア地域の国々を巻き込んだ安全保障体制づくり。これを政治主導で実現させることを次の6年間でやらせてほしい」と訴えた。
また、6年間で4回アフガニスタン訪問するなどの国会議員としての外交活動について触れ、「長崎の看板を背負っているからこそできる仕事がある。世界中どこに行っても被爆地である長崎と広島を知っていて、そこで選出された議員だというだけで話を聞いてくれる」として、「参議院議員は隠居仕事ではない。ぜひ平和に関わる仕事をこれからもやらせてほしい」と語りかけた。
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