民主党・新緑風会・国民新・日本は16日昼、通常国会閉会にあたり、菅直人総理(代表)も出席するなか参議院議員総会を開催。安定政権の確立に向け、参院選挙勝利を誓うとともに、今期限りで勇退する田名部匡省、佐藤泰介、峰崎直樹、高嶋良充、内藤正光、木俣佳丈、亀井郁夫(国民新党)各議員の労をねぎらった。
冒頭、輿石東参院議員会長は、7人の議員に対して「会長としても大変お世話になった」と感謝の意を込め挨拶。そのうえで、「7月11日を目指し、安定政権をつくることが国民の皆さんの期待に応えること、日本の政治を信頼できるものにすること。ご指導いただいた皆さまの思いを選挙にぶつけていく」と力強く決意を述べた。
菅総理は、首班指名から所信表明演説、代表質問と振り返り、参院側の協力に改めて謝意を表明。「7月11日に向けていよいよ全力を挙げるとき。参院選勝利が鳩山由紀夫前総理、小沢一郎前幹事長に対して報いることになり、そのことが安定した政権をつくることになる」として、現職の改選議員全ての当選と一人でも多くの新しい同志が誕生するよう、奮闘を求めた。
勇退する7人の議員はそれぞれ挨拶に立ち、これまでの活動を振り返るとともに、今後の日本、国会における課題にも言及し、「力を合わせて立派な日本をつくってほしい」などと今後の活躍に期待を寄せた。
今回選挙戦に挑む大臣たちも挨拶し、千葉景子法務大臣は「皆さまの志をしっかり継ぐべく頑張っていきたい」と表明、北澤俊美防衛大臣は「鳩山総理の問題提起により日米間で忌憚なく意見交換できるようになった」と政権交代の意義を強調、直嶋正行経済産業大臣は「政治が変わったことを示すのはこれから。そのための参院選を乗り越えていく」、蓮舫行政刷新担当大臣は「チーム民主党の思いを受け一緒に行政刷新やっていきたい」と述べた。
総会には枝野幸男幹事長も出席、勇退議員への感謝の言葉とともに、「必ず安定した力で再スタートを進めていきたい」と参院選必勝を誓った。
最後に高嶋参院幹事長の音頭のもと「乾勝」した。
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