民主党は17日昼、都内にて第22回参議院選挙おける日本労働組合総連合会(連合)との政策協定調印式を行った。
政策協定の重点政策は―(1)デフレ脱却・消費回復に資する経済対策と雇用創出・人材育成(2)ワークルールの確立による「ディーセントワーク」の実現(3)社会的セーフティネットの強化(4)ワーク・ライフ・バランス社会の実現(5)公平・公正な社会の実現(6)くらしの安全・安心の確保(7)税制の抜本改革と中期的な財政再建への道筋の明示(8)「新しい公共」と国民本位の行政システムの確立(9)持続可能で公正なグローバル社会の実現――の9項目。
民主党を代表して、枝野幸男幹事長が日頃の支援への謝辞と参院選に向けての政策協定書を取り交わした喜びを示したうえで、「参院選を乗り越えることで、衆参の両院で安定した力を与えてもらい、菅直人総理の言う“強い経済”“強い財政”“強い社会保障”の軸を大きく前に進めていくことで、国民生活の安心を作り上げていきたい」とした。そのうえで、「昨年に引き続き、大変暑い夏の戦いになるが、この夏を乗り切り安心して働く社会を共に作っていきたい」と挨拶した。
連合からは古賀伸明会長が「政権交代を果たし、私たちは新しい社会づくりをスタートさせることをみんなで確認した。新しい社会づくりの流れを止めてはならない。ましては、時計の針を逆に戻すようなことがあってはならない」とし、「希望と安心づくりのためには、安定した政権運営が必要であり、そのために参院選を勝利しなければならないことは非常に重要な参院選の意義と位置付けだ」と応えた。
また、同席した安住淳選挙対策委員長も実務責任者として謝辞を示したうえで、「元気な日本を復活させる、ということで明るく元気な日本を取り戻すための活動にしたい」と挨拶した。
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