トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2010/06/19
枝野幹事長、徳島県で参院選予定候補者の吉田ます子さんらと新政権の意義訴える
記事を印刷する



 枝野幸男幹事長は19日、徳島県を訪れ、参院選挙予定候補者の吉田ます子さんはじめ、仁木博文衆院議員、中谷智司参院議員らとJR徳島駅前で街頭演説するとともに、阿南市では徳島県連代表で文部科学大臣政務官の高井美穂衆院議員も加わって約1500人の皆さんが熱い視線を注ぐ中、「笑顔の集い」で講演した。

 枝野幹事長は街頭や集いで民主党の訴えに耳を傾ける皆さんに対し、ご心配もおかけしたが何とか踏みとどまったとして、新政権がスタートしたことを報告。「やっぱり政権を代えてよかったと皆さんに感じていただけるよう、菅直人総理を中心に新たな日本を作り出したところだ」と語った。

 枝野幹事長はまた「この国の行政が大きく変わらなければならないところまできている」との認識を示し、日本が右肩上がりの経済成長をとげてきた時代とは違う、少子高齢化という大きな時代の変化・課題に即した政治が求められていると重ねて述べ、「時代の変化に対応するのが政治だ」と強調。そして、政権交代後の8カ月、そうした時代の求め、国民の皆さんの求めに「残念ながら十分には応えられてこなかった」とも振り返り、そのことを真摯に反省したうえで、「成果に結びつけていきたい」「次の一歩を踏み出させてほしい」と訴えた。

 枝野幹事長はさらに、多くの大臣、政務官が就任時に官僚から「週に何回役所に来るか」と問われたことを紹介し、この問いに象徴されるように、これまでの政権下では大臣・政務官は政治を主導することなくきたことを明かし、一転民主党政権下では大臣・政務官が役所に詰めて精力的に政治を推し進めていると紹介。「物事を進めることをスタートした」「政治家が主導して試行錯誤が始まっている」として、各府省庁の大臣・政務官が連動して新しい政治が始まっていることを枝野幹事長は語った。

 事業仕分けによって独立行政法人や公益法人の天下りの人数など実態が次々に明らかになることについても「当たり前のように数字が出てくるが、これこそが政権交代の成果」と強調。国民の皆さんの力が政権交代を実現させてくれたことで、去年の国会でどんなに追及しても「個人情報なので出せない」と押し問答が展開された数字がすんなり出てくるようになったと述べた。

 政権に就いて8カ月間の経験によってわかってきたこと、これから制度改革をスタートしようとしているものが数々あるとして「政権交代の成果・価値がこれから出てくるところ」だとして、成果を確実なものとしていくために新政権に新たにチャンスを与えてほしいと語った。

 続いて、薬剤師であり、モザンビーク、ザンビアでのNGO活動、吉野川をはじめ環境市民活動に参加してきた吉田さんは、「破滅へのジェットコースターに乗っていた私たちの日本が政権交代によって変わることができた」と振り返り、国民のみなさんの力で政権交代を実現したことで政治の問題を解決していく道筋ができたと改めて訴えた。
 
 また、国民の皆さんの力で安定政権をつくっていただくことで、自民党政権下で続いてきた弱者切捨ての社会に明確に決別していく、改革は続けていかなければならないと指摘。「そのうえで21世紀にふさわしい社会を政治が主導することでつくっていこう」と呼びかけ、民主党への支持を求めた。菅総理が目指す強い経済、強い財政、強い社会保障の実現こそが、今求められる政治だとした。

 開口一番、「性根いれてやりますから」と語った高井政務官は、前県連代表であり、現在は菅政権の中心で政治を担う仙谷由人官房長官に対して、「安定多数をもって長官の仕事がよりしやすくなるよう、がんばっていく」と表明した。

 政務官からの「政権交代して見えなかった部分が見えてきたと思いませんか」との問いかけには会場から大きな拍手がわき、「8カ月では短すぎる。もう一歩政権交代の意義を感じていただけるようにするために、もう少し前に進めさせていただきたい。そのためのチャンスを与えていただきたい」と求めると会場は大きな拍手とがんばれの声に包まれた。

 

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.