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2010/06/20
市民参加の政治、新政権スタートで「元気な日本を復活させる」 町田市で菅総理(代表)
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 菅直人総理(代表)は20日午後、蓮舫行政刷新担当大臣小川敏夫国民運動委員長とともに東京都町田市で街頭演説を行い、市民が主役の政治を目指してきた自身にとって三多摩地区は政治基盤、活動基盤でもあるとして、菅政権がスタートした今、これまで一貫して目指してきた市民参加の政治を国政の中心で確立していくと約5000人の聴衆に訴えた。

 櫛渕万里衆議院議員の司会のもとで最初にマイクを握った蓮舫大臣は、「ついこの間、菅直人内閣がスタートした」と述べ、行政刷新担当大臣として力をつくす考えを示した。

 蓮舫大臣はまた、2004年に当選して以来、5年間野党議員として過ごしてくるなか、税のムダ遣いを指摘しても、制度改革を求めても当時の政府は動かなかったと指摘。「野党ではダメ、政治のあり方、硬直した政府を立て直すことはできない」と痛感したと明かし、昨年、国民の皆さんのご支援を得て、国民の皆さんの意志として政権交代を果たしたことの意義の大きさに言及した。

 そして、事業仕分けにおいて、今までの政権下では一つたりとも公開されなかった税の使われ方が明らかになったことについて、政権交代の成果で改めて“国民の皆さんの選択のおかげ”だと指摘。「一度つけられた予算は削られることもない」そんな政治が当たり前に続いてきたなか、政権交代で民主党が政権を担わせていただいたことで、事業仕分けが行われ、税の使われ方が見直されるに至ったとした。

 「今年の8月までに5000にのぼる国の事業を見直し、廃止も含めて検討していく」考えを示した蓮舫大臣は「ムダがなくなるまで行政改革、行政刷新を行っていく」と力説した。

 同時に「現時点で消費税を上げることは反対」だと明言し、徹底したムダの削減、ムダの見直しを行ったうえで「これ以上のムダはない」と国民の皆さんにお認め頂いたうえでの消費税の議論になると表明。ムダ削減に全力で取り組むことが大前提であると重ねて語ったうえで、「ただ、議論を始めることだけはご理解を」と求めた。

 続いて小川委員長は「菅直人内閣がいよいよ動き出した。改革を進めますよ、やります」と聴衆に訴えた。民主党結党前から菅総理とともに歩み、市民が主役の政治を目指してきた一員であると自己紹介した。

 この8カ月の成果として小川委員長は事業仕分けにふれ、「民主党は税のムダ、天下りにこれからも対峙していく」と力説し、税のムダを一つひとつつぶす、税のムダを生み出す構造をしっかりと変えていくと宣言した。

 小川委員長はまた「大きな負担だけを国民の皆さんに押し付ける政治はやめる。改革を一つひとつ進めていく」と語り、民主党は政治改革を進めていくうえで「緒(ちょ)についたばかり」だとして、引き続き改革を進めていくために力を貸してほしいとした。

 景気対策、住宅産業の強化、働く人の格差是正、子育て環境の整備、少子高齢化対策、子育て支援、教育環境の整備等に、民主党は力を注いでいくことも説明。引き続きその実現に向けて力を注いでいくと語った。

 菅総理は「市民参加の政治」の実現を目指すことの重要性を指摘し、かつて厚生大臣だった時代、薬害エイズ問題の解明へのきっかけも被害者の皆さんの声を聞き、「役所のなかでないとされていた『事実』」を明らかにしたことから始まったとして、政治・行政の間違いを明らかにすることから政治が動き出したことを指摘した。

 民主党政権下で始まった事業仕分けも国民の皆さんに事実を明らかにするという点で一致するものがあることを説明した。そのうえで菅総理は、「元気な日本を復活させるため」民主党政権が新たにスタートしたと宣言し、聴衆の皆さんにさらなる支援を訴えた。

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