トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2010/06/20
「もう一度元気な日本を取り戻したい」菅代表(総理)が横浜駅前で
記事を印刷する



 菅直人代表は、20日午後神奈川県横浜駅前で演説し、「もう一度元気な日本を取り戻したい。元気な日本を復活させるために強い経済、強い財政、強い社会保障を強い政治のリーダーシップでつくる」と約3000人の聴衆に訴えた。

 演説会では、神奈川県連代表の笠浩史衆院議員、次期参院選予定候補者のちば景子法務大臣かねこ洋一参院議員も聴衆に民主党政権、菅政権の政策への理解と支持を訴えた。

 笠衆院議員は、集まった聴衆に感謝の言葉を述べた後、「ころころ総理大臣が代わることを民主党は批判してきた。その民主党の鳩山総理が代わったことをお詫びする。再出発にもう一度民主党頑張れとの声をいただいている。皆さんから与えられたチャンスはこれ限りと、菅総理の下、民主党は皆さんの生活の安心を守るため活動に取り組んでいく」とした。

 かねこ参院議員は、「これからも正しいことは正しい、間違ったことは間違っていると発言していく」としたうえで、デフレ脱却議員連盟をつくり、事務局長に就任したことを報告した。そのうえで、「景気を回復させること、デフレを脱却することは大きな課題。しかし、知恵を出し合えば解決できる。何よりも人間。人間が力を合わせれば日本は必ず良くなる。全力で活動していく」と訴え、理解を求めた。

 ちば法務大臣は、「法務行政は安心で安全な一人ひとりが大切にされる社会をつくる仕事」だとしたうえで、公訴時効の廃止を実現したことを「逃げ得を許さない。責任を果たしてもらう制度を確立させた」と報告した。また、「政権交代で始まった新しい政治を後戻りさせてはならない。一歩一歩改革を前進させるため、子どもたちに恥ずかしくない政治を目指し、全力で先頭に立って頑張る」と決意を表明した。

 菅代表は、ちば法務大臣を長年の盟友、かねこ議員を私の知恵袋と紹介したうえで、事業仕分けで今までの政権では見えなかったことが見えてきたと政権交代の意義を強調。また、「官僚中心の政治から政治家中心の政治になったことは間違いない」とした。さらに、この20年近く続いている日本の閉塞感を打ち破り、強い経済、強い財政、強い社会保障を一体的に強い政治のリーダーシップで実現するとした。

 日本の閉塞感は、政策の誤りでもたらされたものだとして、97の空港がありながらハブ空港が存在しない現状を挙げ、「私の町に空港を新幹線をインターチェンジをではなく、選択と集中で公共事業をしなければならない」と従来の路線を否定。さらに、その後の小泉・竹中路線は、リストラをして生産性を上げればいいというもので、結果として非正規社員が増大し、日本経済を悪くしたと総括した。

 菅政権はそうではなく、公共サービスによって仕事を増やし、所得を増やし、財政を強化する道を選ぶと政権の基本政策を説明した、さらに、アジアの成長を国内の成長につなげるために、例えば上下水道技術をアジア、中東に売り込むことなどを挙げた。

 また、福祉を負担ではなく、社会の分担であるとする見方を、自らのマンション自治会の会長経験での修理改善費の値上げを例に説明、社会が自分たちのものと考えられれば、負担ではなく分担と考えることができるとした。

 さらに、自らの政治哲学である最小不幸社会論を展開し、ヒットラーは第3帝国の建設、レーニンは階級なき社会の建設を目指し、それを国民の幸福の価値だとしたが、政治が権力を使って行うべきことは、幸せを定義しそれを押し付けることではなく、戦争、貧国など不幸をもたらすものをなくしていくことだとした。 

 また、民主党には、10年先、20年先も現役で責任をもてる50代、40代、30代の仲間が集まっているとして、自分の仕事は、一定の道筋をつけることだとした。

 そのうえでで、目前に迫った参院議員選挙がそのスタートになるとして、理解を求めた。

 演説会の司会は水戸将史参院議員が務めた。

 

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.