|
菅直人代表（総理）は２４日午前、兵庫県神戸市内で１０００人以上の聴衆、支持者を前に「ともに日本をもっと元気にしよう」と呼びかけた。
菅代表ははじめに、広島での無差別殺人事件を取り上げ、バブル崩壊から２０年、人と人との関係が、家族、地域、会社においてばらばらになり、孤立化、日本が大きな閉塞のなかにあることが背景の一つではないかと分析。閉塞状態を打ち破り「元気な日本を皆さんとともに取り戻したい」と力強く訴えた。
菅代表は、この閉塞状態を招いた経済、財政政策の間違いを正し、「安心して働ける社会をつくりたい」と表明。仕事、雇用を着実に生み成長させることで、人々が安心して結婚し子どもを産み育てる社会を実現することが政府、政治の仕事だと主張した。
さらに、増え続ける社会保障費に対し消費税で足りない分を赤字国債で充てている現状について、このままでは財政破綻しかねないと危機感を表し、ギリシャを例にその際まず被害を受けるのは年金、雇用、給料の大幅カットだと指摘。消費税にも言及し、社会保障を守るため、数年先の財政破綻を阻止するためにはどのようなかたちで財政を健全化していくかを考えないといけないと主張した。
財政再建としてまずやるべきことは無駄の削減だとも強調。「強い経済、強い財政、強い社会保障」の一体化の必要性についても力説、その実現のためにも「政治のリーダーシップをもたせてほしい」と民主党の政策への理解を求めた。
なお、街頭演説会では兵庫県連代表の松本剛明衆院議員もマイクを握り、民主党政権は生活に届く政策を実現していくと表明。「国民の生活が第一。」の政策に加え、経済、財政にも責任を持ち、とは無駄の削減だとも強調。「強い経済、強い財政、強い社会保障」を実現すると誓った。
|
