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2010/06/25
一人ひとりの暮らしを最優先する政治への転換を更に進める 富山・石川で枝野幹事長
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 枝野幸男幹事長は25日、富山県、石川県と精力的に動いて街頭に立ち、暑い中、参集してくれた多くの聴衆の皆さんを前に改革へと動き始めた時計の針を元に戻さないでほしいと訴えた。

 街頭演説後は最後まで演説に耳を傾けてくれた皆さんのもとに駆け寄り、一人ひとりと握手。民主党政権の力強い前進に向けてお力を貸してほしいと呼びかけた。

 富山県では県連代表の村井宗明衆院議員と広野ただし参議院議員らが、石川県では県連代表の一川保夫参議院議員、沓掛哲男、田中美絵子両衆議院議員らがそれぞれ幹事長とともに民主党の政策を訴えた。

 マイクを握った枝野幹事長はまず、「昨年から始まった改革の時計の針をしっかりと前に進めさせていただきたい。時計の針が後ろに戻ることのないように、何とか新しい政治への大きな一歩を踏み出させてほしい」と求めた。

 そのうえで枝野幹事長は「皆さんのこの20年くらいのお暮らしは、街の元気はいかがか」と問いかけ、「残念ながらこの20年くらいの間、ほとんどの地域が、ほとんどの皆さんの間で少しずつ明日への不安が大きくなり、閉塞感に覆われる時代になってしまったのではないか」と指摘した。そうしたなか、「昨年、皆さんといっしょに行った政権交代という新しい時代の扉が開いた」として、その意義の大きさを改めて強調。「まさにこの時代の閉塞感を打ち破って地域の暮らし、日本の元気を復活させるための第一歩だ」と振り返った。

 また、政権交代後の9カ月間、初めて政権を担ったことで戸惑いもあり、問題もあったとしたうえで、「その反省と経験を踏まえながらしっかりと前に進ませていただきたい」と述べ、国民の皆さんに引き続き民主党に任せるかのご判断をいただきたいと訴えた。

 さらに、日本に蔓延してしまっている閉塞感は時代の変化に政治がついていけなかったことに起因すると分析。強いものを強くすることで全体の底上げを狙う、高度経済成長期の政治が時代に合わなくなってからも続けてきたことに問題があるとした。その典型が小泉・竹中路線による弱者切捨ての政治で、それによって日本国中で地方の元気が失われていったことを問題視した。

 枝野幹事長は「一人ひとりの暮らしを最優先する政治へと変えていく」と宣言。そのために強い社会保障を整え、暮らしに安心を確立していくことの重要性を指摘し、それが景気回復・経済の安定へとつながっていくとした。政権交代によって始まった、時代の変化に対応できる政治をより確実なものとしていくために、民主党への理解を求めた。

 

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