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2010/06/25
「国民のみなさんが、選択する時だ」 和光市で前原大臣
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 前原誠司国土交通大臣は25日午後、和光市内で街頭演説を行った。

 前原大臣は、冒頭、「なぜ、去年8月30日に政権交代が起きたかということを考えなければならない」と集まった聴衆に問題提起をした。

 前原大臣は、多くの国民のみなさんが問われた時に、「民主党は一度も政権をとったことがないが、それ以上に自民党の政治の延長線上で、(今後)この国が本当に安心して希望と安心が持てるのか。本当に大丈夫なのかということが、政権交代の一番大きなマグマであり、キッカケであった」との見解を示し、「民主党が評価されて政権交代が起きたのではなく、自民党政治のままでは日本は本当に駄目になってしまうという危機感の中で、一度民主党にやらせてみようということで、今、与党にならせて頂いているそのことを肝に銘じなければならない」とした。

 そのうえで、前原大臣は、国民のみなさんは個人的な不安とは別に、古い自民党型の政治によって生み出された日本に対して共通する大きなテーマ――(1)人口が増え右肩上がりで経済活動が活発になる前提モデルの崩壊(2)進んでいる少子高齢化(3)国の莫大な借金――があると指摘した。前原大臣は、「民主党は、自民党政治のバラマキ型政治から脱却し、無駄なものは徹底的になくしていき、公共事業も本当に必要なものだけ選んでやっていく。そして、教育、社会保障、医療、年金、介護をより充実させるために、税金の使い途を変えていく」とし、古い自民党型の政治でいくのか、民主党政権の政治の流れにするのか「国民のみなさんが、選択する時だ」と強調した

 演説終了後、前原大臣は参集した聴衆一人ひとりと握手を交わし、民主党政権への理解を求めた。

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