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2010/06/28
 「改革の実をあげていく」と表明 JR川崎駅前で枝野幹事長
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 枝野幸男幹事長は28日午前、神奈川県川崎市、JR川崎駅前で街頭演説を行い、新しい政治、さらなる改革を進めるため民主党への理解を求めた。

 枝野幹事長ははじめに、「皆さんの手で日本の政治を大きく進めていただいた」「政権交代という新しい扉を開いていただいた」と昨年夏の衆院選挙を振り返ったうえで、新しい政治、改革をさらに進めていくには安定した政権運営が必要だと主張。官僚主導から政治主導へと明治以来の行政の在り方を大きく変えるという試みのなかで戸惑いもあったと述べる一方、政権交代により野党時代には手にすることのできなかった事実、情報を取得できたとその意義を説き、民主党政権への理解を求めた。

 枝野幹事長は、この9カ月の反省、経験を踏まえ「改革の実をあげていく」と力強く表明。政権交代の成果の一例として、自身が担当大臣として先頭に立って行った「事業仕分け」に言及し、「ここで明らかになった税金のムダ遣いの具体的な内容、からくりを正すための仕組み、制度作りに向けて準備を進めてきた。ムダ遣い削減を政治主導で実現させる」と力説した。

 また、「古い政治は強いものばかり見ていた。強いものをより強くすればそれに引っ張られ皆が良くなるという政治だったが、その結果、大部分が苦しくなっている」と枝野幹事長は述べ、民主党政権では少子高齢社会のなかで、お年寄りが安心して元気で活躍し、子どもが元気でにぎやかな社会を目指す考えを明示。「強いものがより強くなっても暮らしの元気は出てこない」として、安心できる老後、安心できる子育てこそが経済を建て直し、強い財政を作り出すとして、菅総理が掲げる「強い経済、強い財政、強い社会保障」の一体化の実現が必要だと訴えた。

 枝野幹事長は最後に、これまでの政治は、為政者の決めたことには従わせ、細かいことは知らせないという「よらしむべく、知らしむべからず」だったと批判、国民不在のなか国民生活に大切なことが決められたこれまでの政治とは決別し、消費税についても国民の皆さんと議論しながら税制の抜本改革を行っていくとした。

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