民主党の菅政調会長と今井澄NC雇用・社会保障大臣は19日、自民党が自ら重要法案と位置付けていた「健康保険法改正案」の先送りを決めたことを受け、「総選挙を目前にして、国民の批判を恐れて先送りを決めた」と厳しく批判する談話を発表した。
今井大臣らは、そもそもこの改正案が医療保険制度の抜本改革を先送りにしたまま、患者の自己負担を増やすものであることから、「審議をすれば、年金改正案を同じ道をたどり、国民世論の猛反対を招くことは必至」と指摘。民主党は「医療保険制度の抜本改革、健康保険法改正問題、患者の自己負担問題を、国民の前で議論することを求めていく」との立場を明確に打ちだしている。
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