菅直人代表(総理)は、4日午後、横浜駅西口で街頭演説をし、菅政権誕生から一カ月が経ったことに触れ、(1)宮崎県を訪問し口蹄疫の現場のみなさんと対話をした。口蹄疫に対する警戒心を解くわけにはいかないが何とかこれで収まってほしい、(2)沖縄の戦没者慰霊式典に参加し、(沖縄県との関係は)厳しい空気はあるが話し合うことができる関係を築くことができた、(3)カナダで開催されたG8・G20サミットに赴き、経済成長と財政再建を両立させる道を私の内閣で行うと提起した、(4)これまで多少ぎくしゃくとしていると言われていた日米関係もオバマ大統領と会談することによって信頼関係の基礎が築けた ――と述べ、やるべきことはしっかりとやってきた30日だったことを強調した。
そして「この20年にわたる日本の行き詰まりをどのように突破していくか」と訴え、「いかに経済の成長を止めないで、いかに社会保障の質を落とさないで、どうやって財政を再建していくのか」と指摘し、改めて超党派による協議の開始を各党に呼びかける提案をした。
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