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2010/07/07
「世界に誇れる日本を取り戻す」玄葉大臣、渡部元最高顧問が福島で宣言
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 玄葉光一郎国務大臣兼政策調査会長は7日夕、福島県福島市内で街頭政談会を行い、政治の力で日本を再成長させていくと表明。玄葉大臣の地元でもあり、沿道は500人を超す聴衆の熱気で溢れかえった。

 「菅さんはばか正直ですね」と切り出し聴衆の笑いを誘った玄葉大臣は、「国民の皆さんに正直に語りかけなければならない」「国民の信頼を得るためには真実を語らなければならない」と、あえてこの時期に消費税問題を提起した菅直人代表(総理)に理解を示し、昨日の閣議後の「自分は歴史に責任を持ちたい」との発言を紹介。「自らの使命を感じ取って総理の職責を果たそうとしている姿勢に感服している」と述べた。

 しかしながら「その結果誤解が生じている」とも指摘、あくまでも消費税を含む税制の抜本改革に向け議論をスタートさせようと呼びかけているものにすぎないと改めて説明した。
  
 そのうえで玄葉大臣は、まずやらなければならないこととして環境・水・エネルギー、医療・介護といった潜在的需要を顕在化させることで雇用を創出、強い経済をつくると表明。次にムダ遣いの削減を挙げ、1回生、2回生議員をフルに活用して事業仕分けを行い、特別会計にもしっかり切り込んでいくとした。そして生まれた財源で強い社会保障を確立すると主張。「強い経済、強い財政、強い社会保障」を一体的に実現することで世界に誇れる日本を取り戻すと宣言、「政治が仕組みをつくれば日本は再成長できる」と力説した。

 続いて、地元選出でもある渡部恒三元最高顧問は「平成の黄門様」と紹介されてマイクを握るとまず、昨年夏の総選挙では福島県5つの選挙区で全勝したとして政権交代実現の原動力となった県民の皆さんに謝意を述べ、引き続き民主党への理解を求めた。

 渡部元最高顧問はまた、「小泉政権以降、日本の心が失われそうになっている」と危機感を示し、市場原理至上主義の政治が推し進められてきた結果、格差社会となり地域の格差も拡大していると問題視。「東京だけが日本じゃない」と訴え、民主党政権は互いに尊重し合える職場、家族、友達、故郷を愛する心の持てる社会、働きがいのある日本を取り戻すことで日本を元気にしていくと誓った。

 政談会にはこのほか、太田和美、吉田泉、石原洋三郎各衆院議員、金子恵美参院議員はじめ地元自治体議員が数多く参加した。

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