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2010/07/08
菅代表、熊本の地で「時計の針を逆戻りさせることなく、前へ進めて行く」と政治の安定を呼びかける
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 菅直人代表(総理)は8日午後、熊本市で開催された政談演説会に参加。集まった約1200人の聴衆に対して時計の針を逆戻りさせることなく、政治を安定させ、経済、財政、社会保障を一体的に強くすることで「元気な日本を復活させる」と民主党にさらに注目してほしいと呼びかけた。

 はじめに細野豪志幹事長代理がマイクを握り、集まった聴衆に対して感謝の意を示した。

 細野幹事長代理は、「政権交代から10カ月、いろんな心配をかけたが、長年にわたって行われてきた天下りの根絶に取り組み、さらに特別会計や独立行政法人ならびに公益法人などにもメスを入れていく」と政権交代の成果を訴えた。そして細野幹事長代理は、「税金のムダづかいをなくして、医療や介護、年金などにしっかりと国の予算を使い、安心して暮らすことができる仕組みを作っていく」と述べ、民主党政権をさらに前へ進めて行くために民主党への更なる支援を強く訴え、挨拶を終えた。

 続いて菅代表(総理)がマイクを受け取り、昨年国民の皆さんの力で実現した政権交代から10カ月が経ち、取り組んできたこととして事業仕分けに言及。菅代表(総理)は、「従来の政権でもやろうと思えば、できたはずなのに役人が資料を出さなかったので実態がわからなかった。しかし民主党政権では徹底的に仕分けを行い、実現できた」とアピールし、今後も税金のムダづかいに切り込んでいく意欲を表した。

 また、子ども手当てについても菅代表(総理)は、「高齢者に社会保障でしっかり支えるのと同時に子どもを生み育てることにしっかりと社会が支える第一歩の施策」と位置づけ、来年度以降の上乗せ分についても、「保育園や幼稚園を増やすとすれば、保育の仕事が増えると同時に、母親も子どもを預けて仕事に復帰できる。そのことによって日本の経済が大きくなる」と述べ、介護や医療に国の予算を使うことで、雇用が増え、税収の増加も見込めることと、GDP(国内総生産)が上がることで経済も活性化するとし、経済、財政、社会保障を一体として強くしていくことが元気な日本を復活させる手段であると力強く訴えた。

 さらに、菅代表(総理)は現在アジア諸国において都市部の社会資本を整備するため日本の技術力に対する協力要請が挙がっている現状を指摘したうえで、この10年間で日本はアジアとの連携がうまく取れずに、それらの要望に応えられていない実態を示した。そしてその原因として、ここ4年間で5人の総理大臣が交代し、政治が安定していないことが要因であると分析したうえで菅代表(総理)は、「民主党政権はこのアジア諸国との連携の遅れを取り戻すべく、頑張る」と意気込みを示すとともに、「政治の安定を確立させるためにも、時計の針をさらに前へ進めていきたい」と力説し、挨拶を締め括った。

 

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