政府・民主党首脳会議が26日午後、党本部で開かれ、政府側からは菅直人総理、仙谷由人官房長官、玄葉光一郎内閣府特命担当大臣が、民主党側からは枝野幸男幹事長、樽床伸二国会対策委員長、輿石東参議院議員会長が出席。また、政府側から古川元久、福山哲郎両官房副長官が、党側からは三井辨雄国対委員長代理、平田健二参議院国会対策委員長、細野豪志幹事長代理が陪席した。
会議後、福山官房副長官、細野幹事長代理は記者団に対し、会議では政府側からまず、同日予算編成に関する閣僚委員会で決定した平成23年度予算の概算要求組替え基準案について内容およびプロセスを報告し、プロセスについては確認を得たと述べた。党側からは、この組換え基準に関しては民主党議員それぞれが強い関心を持っているとして、30日に行われる予定の全議員に対する説明までの間、できるだけ途中経過を丁寧に説明してほしいと申し入れた。政府側としてこれを了承、細野幹事長代理は「30日以降は政調のさまざまなプロセスが正式に動き出すので党議員の声ができるだけ政府に届くように努力していきたい」と語った。
細野幹事長代理はまた、みんなの党からのさまざまな申し出に関しても議題に上がったと述べ、「これまでの一つの国会の動かし方として、与野党それぞれがある程度とりまとめ国会の在り方について議論してきた経緯があり、みんなの党の申し出に関しては、まずは自民党の皆さんと協議し野党サイドとしてどう受け止めていくのか協議してほしい」との旨を伝えることを確認、みんなの党が臨時国会への提出を希望している国会議員の給与に当たる「歳費」を日割りにするための法律の改正案については、「法案そのものは国民の側から見て望ましいし、民主党としてもテーマそのものについては積極的に考えていきたい」とした。
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