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2010/07/27
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶら下がり、仙谷官房長官会見
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■菅直人総理(代表)記者ぶら下がり■
閣僚からいろんな意見が出るのは政治主導の象徴
 菅直人総理(代表)は、27日夜官邸で記者団に、2011年度予算概算要求組替え基準の閣議決定に関して、10%削減をめぐり、さまざまな意見が出されたことに関する質問に、「政治主導で予算編成をしているのだからいろんな意見が出るのは当然。むしろ政治主道の象徴」と答えた。

 さらに、民主党から提言された2兆円の特別枠について、「これから具体化していく」と答えた。

 また、日中のガス田交渉がスタートしたことについて、「ここでスタートできたことは大変良かったと思う」と述べ、「早期の妥結が図られれば、さらに喜ばしいと思っている。また鳩山総理が友愛の海といわれたのは大変いい言葉だと思っており、私も友愛の海であってほしいと思っている」と答えた。

■仙谷由人官房長官会見■
第175回国会の臨時会の30日召集を閣議決定したと報告

 仙谷由人官房長官は27日昼、閣議後に官邸で記者会見を行い、閣議の概要としてはじめに、第175回国会の臨時会を30日に召集することを決定したと報告。そのほか一般案件5件と政令人事案件が決定されたとした。

 続いて、閣僚懇談会ではH23年予算概算要求組み換え基準に関して議論し、現時点では若干の指摘を調整しているところだと説明し、同日中に閣議決定したい考えを示した。

 また、閣議後に開催された犯罪対策閣僚会議では児童ポルノ排除総合対策が決定、児童を性的好奇心の対象と捉える社会的風潮を是正するとともに、児童ポルノによる被害の未然防止、拡大防止および被害児童の保護に取り組んでいくこととしたと述べた。

 さらに、第11回口蹄疫対策本部に関連してはまず、「牛・豚をここまで育て今回殺処分・埋却に同意された畜産農家の心中をお察しすると、まさに泣いて弔いをしながら処分されたと想像する。心から御見舞いを申し上げなければならない」とコメント。このような気持ちを踏まえたうえで、菅直人総理(代表)からは「国家的な危機管理の取り組みとして包括的な対策を実施してきた、本日午前0時をもって全ての家畜の移動制限が解除されたことを閣僚や自衛隊、警察をはじめ関係者の皆様のご尽力、努力に感謝するとともに、農家の皆様方には改めてお見舞い申し上げる」との発言があったと紹介。「ワクチン接種地域では早ければ8月末に、9月からは本格的に家畜の導入が可能になる見込みだと聞いているので、農家の皆さん方には安心して再び畜産を営むことができるよう、排泄物の発酵・消毒を徹底し、経営支援を図ることについて指示したところであるとして、雇用対策、関連産業や商工業、観光業など地域経済の復興への支援が課題となっており、宮崎県など地元の要望を聞き支援を検討していくので積極的に対応するよう指示があった」と述べた。

 仙谷官房長官は同日午後の会見で、北方領土隣接地域の1市4町(根室市、別海町、中標津町、標津町、羅臼町)に在住する北方領土元居住者の3世等の中学生7名の表敬訪問を首相官邸でうけたことを報告。「少年たちが一人ずつ、身近に感じている北方領土への熱い思いを話してくれ、少年たちがもっている北方領土への関心の高さを実感させていただいた。今後も一日も早く日本に北方領土が還ってくるように、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんの思いを継承して活動を続けていただきたい旨お話させていただいた」と、そのやりとりを語った。

 また、辻元清美衆院議員の社民党離党に関しての記者の問いには、今後の活動については論評を避けたいとしたうえで、「個人的な認識を」との質問に、「大変能力が高い議員、政治家として可能性が非常におありになる政治家、議員であると思うので、そういうポジションで頑張っていただければと思う」と述べた。

 さらに、池田元久財務副大臣が平成23年度予算の概算要求基準の原案作成に関する「政治主導」は演出だと発言したことについては、野田佳彦財務大臣が記者会見で明らかにしたとおり「事実誤認である」と指摘。閣議の席上でも野田大臣から「これはまったく事実誤認である」と、閣僚および政調会長含め、この作業に参加したメンバーに「まことに申し訳ない。遺憾であるとはっきりとおっしゃったので、それは池田さんの事実誤認に基づく発言だったと思う」と重ねて語った。

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