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2010/08/02
【衆院予算委】ムダを削減しメリハリのついた予算を 城島政調会長代理
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 城島光力政策調査会長代理は、2日午前衆院予算委員会で質問に立ち、徹底したムダ排除、抜本的な予算の組替えによってメリハリのついた予算とするよう求めた。

 野田佳彦財務大臣は、「1割削減は、まさにメリハリのついた予算とするための手段だ」として、メリハリのついた予算とすると答えた。

 冒頭、城島議員は、「どういう社会像、国家像を目指すのか」と質した。菅直人総理は、「国民の生活が第一。」と「元気な日本を復活させる」の二つの考え方で予算編成を進めると答えた。

 次に、概算要求組替え基準で示された大枠71兆円、44兆円の国債発行額を上回らないとの予算、1割削減は何を目指して予算かと質した。野田財務大臣は、「大枠71兆円、地方交付税、社会保障を除く残り24兆円を大胆に見直す。1割削減はメリハリをつける手段」と答えた。

 さらに、予算が必要とされる人に直接渡らず間に独立行政法人、公益法人が入り、人件費だけでも相当な中抜きがなされていると指摘。これに対して、民主党の子ども手当、高校実質無償化、農業の戸別所得補償などの政策は、直接必要な人々に予算を渡す政策だとして、ムダの根絶に内閣を挙げて取り組んでほしいと求めた。蓮舫行政刷新担当大臣は、「直接資金が流れるのが一番効率的。人件費が中抜きされ本体が少なくなっている」としたうえで、そうしたことがないようにしっかりと見ていくと答えた。野田財務大臣も、行政刷新担当大臣と連携し、特別会計にもメスを入れると答えた。

 城島議員は、「国民から見ていい予算かは、ムダの根絶にどれだけ切り込めたか。抜本的な組替えを内閣一致してその方向で進んでほしい」と念を押した。

 最後に、城島議員は、拉致問題に触れ、金賢姫元死刑囚の来日の成果を質した。中井洽拉致問題担当大臣は、「大きな前進となると確信して招いた。家族会の皆さんが大きな喜びを感じておられる。私どもも、情報を分析、追跡を急ぎ解決の突破口にしたい」と答弁した。菅総理も、「政府としてやれることは何でもやる覚悟で臨む」と拉致問題解決への決意を表明した。

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