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2010/08/10
参加型民主主義の可能性を感じる 菅総理が会見で
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 菅直人総理(代表)は10日午後首相官邸で記者会見し、臨時国会を終えての感想を、「新しい民主主義、議会制民主主義、私の言葉で言えば参加型の民主主義の可能性を感じている」と語った。従来の官僚主導、あるいは55年体制下の与野党対決型ではなく、議会で活発に議論し、結論を得るとの国会のあり方を指したもので、歳費自主返納法案、社会保険病院の存続法案が成立したことを念頭に置いたもの。

 また、菅総理は、「これからも『国民の生活が第一。』、『元気な日本を復活させる。』との目標を国民的議論で深めていきたい」とした。

 さらに、広島、長崎を訪問したことに触れ、核保有国の参加など「核廃絶への大きな流れがさらに前進した」との感想を述べた。

 続いて、同日発表した、日韓併合100年にあたっての総理談話に関して、韓国の李明博大統領と電話会談し、大統領から「真心のこもった談話」との評価を受けたことを明らかにした。同時に、これから100年の日韓関係がしっかりと未来に向かって発展するように、そして、そのことが東北アジアの安定、さらには世界の平和につながるようにという思いで一致できたと語った。

 そのうえでこれからの政権運営について、「本当に国民の皆さんの声を議会の場で大いに議論をし、また、国際社会の中でも、核廃絶という大きな目標に向かって、お互いに行動をともにしていく仲間を増やしていく、そういう方向に向けて頑張っていきたい」と述べた。

 記者の質問に答え、「過去の100年反省すべきは反省し、これからの100年の日韓関係を築くため」と談話の意義を語った。さらに、宮内庁が所蔵している韓国の文化財を返還ではなく譲渡としていることについての質問に、「法律的には解決済みなので、渡すという表現」と答えた。

 なお、会見には仙谷由人官房長官、古川元久、福山哲郎両官房副長官も同席した。

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