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2010/08/15
全国戦没者追悼式に出席 菅代表
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 菅直人総理(代表)は15日昼、東京都千代田区にある日本武道館で行われた全国戦没者追悼式で政府を代表して式辞を述べた。

 天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、戦没者の遺族並びに各界代表多数の臨席の中、菅総理は「祖国を思い、家族を案じつつ、心ならずも戦場に倒れ、戦禍に遭われ、あるいは戦後、異郷の地に亡くなられた三百万余の方々の無念を思うとき、悲痛の思いが尽きることなくこみ上げてくる。改めて、心から御冥福をお祈りする」と冒頭、述べた。

 次に、最愛の肉親を失い、決して癒されることのない悲しみを抱えながら、苦難を乗り越えてきた遺族の皆様のご苦労に、深く敬意を表したうえで、「先の大戦では、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対し、多大の損害と苦痛を与えた。深く反省するとともに、犠牲となられら方々とそのご遺族に対し、謹んで哀悼の意を表す」とした。

 また、「戦後、私達国民一人一人が努力し、また、各国・各地域との友好関係に支えられ、幾多の困難を乗り越えながら、平和国家としての途を進んできた。これからも、過去を謙虚に振り返り、悲惨な戦争の教訓を語り継いでいかなければならない」とした。

 最後に、「世界では、今なお武力による紛争が後を絶たない。本日この式典に当たり、不戦の誓いを新たにし、戦争の惨禍を繰り返すことのないよう、世界の恒久平和の確立に全力をつくすことを改めて誓う」とし、戦没者の御霊の安らかならんことを、そして遺族の健勝を祈った。

 なお、式には、菅内閣の閣僚及び、横路孝弘衆議院議長、西岡武夫参議院議長も参列した。

 

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