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2000/05/31
不信任案、適切な手続きで取り扱うよう衆院議長に要請
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 民主党の羽田孜幹事長と川端達夫国対委員長は31日、共産、自由、社民の幹事長・国対委員長とともに伊藤衆院議長に会い、森内閣の不信任決議案を提出した。その際、明日にも本会議を開き、提案理由説明や討論・採決を行なうなど、適切な手続きで内閣不信任案を取り扱うよう要請した。伊藤議長は「趣旨はわかりました」と答えた。

 羽田幹事長は、提出後の記者会見で「これまで自民党側に森首相の『神の国』発言と青木官房長官の答弁疑惑、宮沢蔵相の首相時代の金銭疑惑について、予算委員会の集中審議を求め、党首討論も開くよう要請したが、何一つ回答がない」と批判。

 さらに「その一方で森首相は記者会見で釈明したが、明らかに国会での答弁義務を怠っている。これは議院内閣制を放棄するもので、この点でも森首相にはその地位に留まる資質と資格がない。森内閣の支持率が激減している世論調査を見ても、不信任決議案はまさに民意だ」と強調した。

 鳩山由紀夫代表も31日の会見で不信任案提出にふれ、「できるだけ早期の成立を求めたい」と明日にでも本会議を開くよう主張。与党が本会議を開かず、たなざらしにしようとしていることについて、「なぜ、不信任案を提出するのか。国民に向かって私たちが理由を述べるチャンスをつくるべき。正面の堂々とした議論を避ける発想は実に寂しい」と批判した。

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