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2010/09/27
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、仙谷官房長官会見
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■菅直人総理(代表)記者ぶらさがり■
ASEM(アジア欧州 会合)への出席まだ決めていない 菅総理が記者団に

  菅直人総理(代表)は、27日夜官邸で、記者団の質問に答えて「誰がASEM(アジア欧州会合)行くかまだ検討中」として、自身が出席するかどうかも含 めて検討中であるとした。

 また、「ASEM(アジア欧州 会合)には各国の首脳が参加することが多いので、日本から私を含めて代表が出ることが重要だと思っている」として、出席者は日本を代表できる人物であるべきとの認識も示した。

■仙谷由人官房長官会見■
2010年度補正予算では新規の国債発行を行わない方針を示唆

 仙谷由人官房長官は27日午前首相官邸で会見を行い、記者団から尖閣諸島沖の中国船衝突事件に関して、中国側が日本政府に対して賠償と謝罪を要求していることに菅直人総理(代表)が公に拒否したことを踏まえ、今後、中国側との関係改善にどのように対応するかとの質問を受け、「中国との戦略的互恵関係を改めて豊富化させる作業に入っていく段階だと思っている」と答え、「国際社会の関係において日中関係が非常に重要な関係であるということから、中国は中国としてお考えいただくべきことは多々あるのではないか」と、中国側の強硬な手段に対して冷静な対応と自制を求めた。

 さらに関連して中国漁船が衝突し、損傷を受けた海上保安庁の巡視船2隻について、「当然のことながら、(巡視船2隻の)原状回復を中国側に請求することになる。当然我が政府の課題になり得るし、なるべきだと思っている」と、修理費を請求することを主張した。

 次に10月1日に開会が予定されている臨時国会に提出予定の2010年度補正予算案に関して、補正予算を編成する場合の新規国債発行についてはできるだけ避けるという考えかとの質問に、「総理のこれまでの発言を理解するとおっしゃる通りで、財源的にはそういう方向で考えるということだと思う」との見方を表した。

 仙谷官房長官は、同日午後の記者会見で記者の質問に答え、「ASEM (アジア欧州会合)への菅総理の出席は検討中」であるとしたうえで、首脳外交、トップセールスが頻繁に行われる国際社会にあって、国会に日程に縛られて動きにくい日本の首脳の現状を、「是非、与党・野党にお願いしなければならない」との見解を表明した。

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