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2010/09/28
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、仙谷官房長官会見
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菅直人総理(代表)記者ぶらさがり

 菅直人総理(代表)は28日夕、官邸でASEM(10月4、5日にブリュッセルで開催されるアジア欧州会合)への対応について問われ、「大変重要な会議であり、出席したい。いろいろな方と会談し、(尖閣諸島海域で起きた中国漁船衝突事件の)話が出れば、日本の立場をきちっと伝える」と考えを示した。

 また、中国漁船衝突時のビデオ公開については、「国会の論議の中で方向が定まるのではないか」と述べた。


■仙谷由人官房長官会見■
経済対策のとりまとめに向け政府としてしっかり取り組んでいく

 仙谷由人官房長官は28日午前、首相官邸で閣議後に記者会見を行い、閣議およびその後に開かれた閣僚懇談会、経済関係閣僚員会の概要を報告。閣僚懇談会では官房長官自身から、「元気な日本復活特別枠」要望に係るパブリックコメントの実施について、臨時国会に提出予定の法律案等について発言したと述べた。

 また、「閣議了解の前ではあるが」と前置きしたうえで、国会の状況が許せば菅直人総理がASEM(アジア欧州会合)第8回首脳会合に出席するために来月3日から5日までベルギーを訪問する予定だと明かした。今回のASEM首脳会合では、アジアと欧州の指導者が一堂に介して世界経済、持続可能な開発、地球規模の課題や地域の情勢について意見交換が行われる予定で、この機会に参加各国との会談、協議を行うべく調整中だとした。

 そのほか、同日付で内閣官房参与に元参議院議員で前財務副大臣の峰崎直樹氏を、経済社会総合研究所所長に岩田氏の任期満了退官に伴い大阪大学社会経済研究所所長・教授の小野善康氏を任命、菅総理より辞令を公布したと説明した。

 さらに、27日に開催された政府・民主党首脳会議で菅総理から示された内閣総理大臣指示にも言及。菅総理からは「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」に基づき、22年度補正予算編成を含む経済対策(ステップ2)について議論が行われたと述べ、経済対策のとりまとめに向け、政府としてしっかり取り組んでいく考えを強調した。

 仙谷官房長官はまた、閣議前に第1回パッケージ型インフラ海外展開関係大臣会合が開催されたとも報告。第1回成長戦略実現会議の決定に基づきアジアを中心とする旺盛なインフラ需要に対応して、インフラ分野の民間企業の取り組みを支援し、国家横断的かつ政治主導で機能的な判断を行うために開催に至ったと説明し、今後はパッケージ型インフラ海外展開に係る具体的なプロジェクトの支援とともに、分野別、地域別戦略について引続き検討していきたいとした。

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