鉢呂吉雄国会対策委員長は5日夕、国会内で国民新党の下地国対委員長との与党国対委員長会談に臨み、会談には齋藤勁国対筆頭副委員長も同席した。会談後には野党7党国対委員長会談を踏まえた野党からの申入れを受け、三日月大造、高山智司両国対筆頭副委員長も同席して意見交換した。
会談後に鉢呂委員長が記者団に語ったところによると、東京第5検察審査会の議決を受け、社民党を除く6党から臨時国会での小沢一郎元幹事長に対する証人喚問の求めがあり、第二には尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件時に海上保安庁が撮影したビデオの公開については現場に任せてほしいと要請。第三には12日の予算委員会開催にむけて現場で合意しつつあるとの発言があり、第四には補正予算案や政府から提出が予定されている40本の法案の取り扱い等について確認があった。
ビデオ公開について鉢呂委員長は「予算委員会に提出すべきとなっているが、提出の方法、公開の方法についてはいろいろ日中間の流動的なこともあるので、公開の方法については慎重をきして、どうあるべきかについては野党も責任をもって対応してほしい」と求めたことを明らかにした。
補正予算案提出に関しては与党の法案の骨子を政府に示し、8日に政府が閣議決定し、事務作業を進めることになるとの見通しを示した。
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