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2010/10/13
予算編成の透明化を進めるため「元気な日本復活特別枠評価会議」第1回会議開く
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 菅直人総理(代表)は13日夕、首相官邸で元気な日本復活特別枠要望に関する評価会議の第1回会議を行った。同会議は予算編成の過程のなかで透明化を進め、国民の声を予算編成に反映させる試みとして、「元気な日本復活特別枠」に関する要望事業についてパブリックコメントを実施し、寄せられた189事業について優先順位をつけて評価を行うもの。

 冒頭、菅総理(代表)が挨拶し、「平成23年度予算は新成長戦略を推進し、元気な日本を復活させるために極めて重要な予算」と位置付け、「その予算を実効的なものにすべく、政府としては『元気な日本復活枠』を設け、開かれた形で政策の優先順位をつけ、大胆な予算の組み替えを何としても実現していきたい」と、同会議の趣旨を述べた。同時に、「特別枠要望と既存予算の要求全体を一体として把握したうえで、評価して頂きたい」と求め、具体的には短期、中期、長期の成長軌道に日本を乗せていくため、雇用を生み出していくことを念頭に置いた評価付けを行う方針を示した。

 同会議終了後、玄葉光一郎国家戦略担当大臣が内閣府で会見し、同会議では作業チームの設置を含めて今後の進め方を確認したと報告。11月初旬に第2回評価会議を行い、パブリックコメントの報告を受け、要望評価の基本方針や各府省からの要望ヒアリングの進め方について協議し、11月中旬までに各府省からの要望ヒアリングを実施し、12月初旬をメドに政策の優先順位付けを行っていく方針を明らかにした。

 玄葉大臣は、「この会議はあくまでも予算編成を透明にするための一環として進め、最終的な予算編成のメリハリはこの評価会議を通じて決まっていくだろうし、民主党らしい予算に仕上がるように議長を務めたい」と意気込みを語った。

 特別枠の規模について玄葉大臣は、「2兆円位にしたいと思っているが現時点では1.3兆円位であり、一括交付金化による削減分や特別会計、行政レビューシートに対する再仕分けなどによって生まれてくる財源を上積みすることを想定している」と語った。

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