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2010/10/14
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、仙谷官房長官会見
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■菅直人総理(代表)記者ぶらさがり■
「急激な円高は好ましくない」

 菅直人総理は14日夜官邸で円が一時1ドル80円台となったことへの記者団の質問に、「急激な為替変動は好ましくない。必要なら断固とした処置をとる」と答えた。

 また、チリでの落盤事故で地下に閉じ込められた作業員33人全員が救出されたことについて、「全員が無事に救出されて本当に良かった」との感想を述べた。


■仙谷由人官房長官会見■
南米チリの鉱山落盤事故の全員救出「すばらしい快挙」

 仙谷由人官房長官は14日午前、首相官邸で定例会見を行い、南米チリの鉱山で起きた落盤事故の救出作業について、「閉じ込められていた33人全員の引き上げ作業が無事完了して奇跡的な救出作戦が大成功したという報道が入ってきている」と言及。「心からお祝いを申し上げたい」と述べるとともに、「すばらしい快挙だと思っている」と語った。

 また、ノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家で服役中の劉暁波氏について日本政府として中国政府側に釈放を求めるかとの記者の問いには、従来から発言している通り、「二国間で釈放を求めるとか求めないとかいうことについては、二国間問題ではそういうことにはならない」と発言。そのうえで「国際社会、国際政治の上でのコモンセンスを、中国がここまで大きくなられた大国として、責任を持ってコモンセンスを受け入れるようにわれわれは中国に期待をし、促していくということではないか」との考えを示した。

 今月末にハノイで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の場を利用して日中首脳会議を開くかについては、現在詰めの段階だとの認識を示し、まだ決定には至っていないとした。同時に、中長期的な大きな問題として、国際社会の、近代国家が築き上げてきた価値観にコミットするような方向で動いてほしいと求め、資本・自由化との関係、知的財産権の問題、司法の独立性、報道の自由、言論の自由との関係等について「その種の事柄を中国にまさに粘り強く求めていくことになると思う」と述べた。さらに「ごく近々の問題としてはやはり尖閣諸島周辺の問題についても日本の立場を改めてきっちり説明をすることになる」と語った。

 あわせて尖閣諸島沖の漁船衝突事件のビデオ公開に関して、日中首脳会談などが想定される中でのビデオの国会提出、公開をどう考えるか問われ、「そこは、一要素ではあるが、すべてではない」とコメント。「ある意味ではそのことは、判断の一要素として頭に置かなければいけないが、国会議長を通じて正式の要求があった段階で、国会、あるいは予算委員会の方に、私どもがその観点も含めて、あるいは捜査上の問題も多々あると思うので、どういう意見を出すか考えて参りたい」と述べた。

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