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2010/10/15
【参院予算委】リニア新幹線の実用化で観光促進を 米長議員
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 米長晴信議員は15日、参議院予算委員会で質疑に立った。

 米長議員は為替相場の円高動向について菅直人総理に問い、「G20等においても為替の急激な変動は好ましくないということを合意している。 その点で、現在の円高状況もたいへん憂慮する状況である」との見解を菅総理は示した。

 海江田万里経済財政政策担当大臣も「今月、日本銀行が独自に包括的な金融政策を打ち出し、政府も今月8日に需要と雇用の面で円高によって受ける被害を最小限にするステップ2の経済対策を打ち出した」と応えた。

 山梨県に実験場があるリニア新幹線に関する問いに菅総理は、「超伝導リニア方式は世界の中で唯一、液体ヘリウムで超伝導を実現しての新幹線だ。この技術は、なんとしても国内で実用化し、そして世界に広めていく戦略的な技術である。例えば、米国のワシントンD.C.とニューヨークをつなげることもできるように、世界に向かっても売り込むことが可能なので努力するべきで、自分もこの優秀性を外国の方に伝えている」と期待感を示した。

 また、米長議員はリニア新幹線がもたらす国益に関して質問し、馬淵大臣は、(1)東京―大阪間で新幹線の代替機能を果たす(2)短時間の輸送による経済への貢献(3)技術、世界に誇る超伝導リニアを世界に示すことができる――の3点があると応え、世界へのインフラ整備としてのトップセールスに関しては、今後も引き続き継続していく方針を示した。

 米長議員は観光立国に関連し、地元山梨県の大きな観光資源になっている富士山観光についても間口を広げ、海外からの観光客による経済効果を期待するとした。

 最後に、米長議員は、検察審査会の議論の中身、使われた資料等を含め、明らかにする仕組みを作り、中身を可能な限り国民にも公開する制度設計を行って欲しいと求め、質問を締め括った。

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