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2010/10/17
国民の立場に立った政治を担っていく民主党に力を 札幌、江別両市で岡田幹事長
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 岡田克也幹事長は17日午後、札幌市厚別区、江別市と北海道内の2カ所で街頭演説を行い、雨模様で気温も低く肌寒い中、集まってくれた聴衆の皆さんを前に、自民党政治ではぜったいできなかった政策を民主党は次々に実現していると表明。引き続き国民の立場に立った政治を担っていく民主党に力を貸してほしいと求めた。

 街頭演説には、古賀伸明連合会長、同一会派の辻元清美衆院議員、荒井聡前国家戦略担当大臣、小川勝也総理大臣補佐官・参院議員も参加し、政治をさらに変えるべく取り組む民主党への支持を訴えた。

 演説のなかで岡田幹事長は、先に行われた予算委員会での質疑を取り上げ、尖閣諸島沖の漁船衝突事件をめぐる問題について、国益にからんだ議題であるにもかかわらず、単に政府の足を引っ張るような質問が多かったことを憂慮し、「前向きな議論がなされなかったことが残念でならない」と指摘。こうした問題は与野党が一致団結して、国益を守るために頑張ることが求められるとの認識を示し、「そういう姿が長年与党をやってきた自民党に感じられなかったのは私だけではないだろう」と述べ、国民のため、国のためという視点を欠いた自民党の姿勢に疑問を投げかけた。

 また、補正予算をめぐっても、国民の皆さんの暮らしに直結する補正予算の早期成立に向けて、野党との話し合いを模索した民主党政権に対して頑なに拒否した自民党など野党の姿勢を批判。「日本社会がきびしい情勢だから、英知を結集して補正予算をつくっていく。だから事前の話し合いをと申し上げた」と改めて説明した幹事長は、「成立までに1週間、2週間遅れれば日本経済はより厳しくなる」指摘。「足を引っ張り合うのではなく、国民の立場に立った政治が求められているのではないか」と問題提起し、そうした政治を断行するのは民主党だとした。

 岡田幹事長は続いて、子育ては社会全体で支えるとの思いで実現した子ども手当、親の所得差で教育を受ける機会に差が生じてはならないとの考えに基づく高校の授業料実質無償化などは「自民党では絶対にできなかったことだ」とアピールした。

 さらには50年間の長きにわたって「そんなことはない」と歴代総理、外務大臣が国会答弁その他で否定し続けてき「核の密約問題」も、幹事長自らが外務大臣になった際に調査に着手し、その存在を明らかにしたことを紹介。「政権が代わらなければぜったいにできなかったこと」だとし、「政権が代わったことの意味の大きさをぜひ気づいてほしい」と求めた。

 「政権交代して新しい政治は始まったばかり」だと述べ、「その新しい政治を前に進めるのか、元の古い政治に戻すのかが問われている」とも語り、「私たちの政権は始まったばかり。皆さんで新しい政治を目指そう」と呼びかけた。

 

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