民主党の羽田孜幹事長と伊藤英成外交安保担当NC大臣は、16日から中央アジアのカザフスタン、18日からウズベキスタンを訪問し、両国の首脳と会談し、中央アジア情勢や経済協力などについて意見を交わした。
カザフスタンでは17日にナゼルバーエフ大統領と会い、空港や道路、鉄道建設やアラル海の環境汚染・枯渇問題での日本の協力について要請を受けた。
また19日にウズベキスタンでカリーモフ大統領と約1時間半にわたり会談。同国は、第2次世界大戦後に旧日本兵が抑留されたところで、墓地や日本兵が建てたナボイ劇場が今も残っている。同大統領は、アフガニスタンやパキスタンをめぐる不安定な地域情勢や、天然資源が豊富な同国への日本企業の投資などについて言及し、協力を求めた。羽田幹事長はこれに対し、「世界の安定のために日本やより積極的に確信を持って貢献していくべきだ」などと述べた。また羽田幹事長は、来年の文化月間にナボイ劇場で日本のオペラを上演したいというアイデアを披露し、同大統領も全面的に支持した。
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