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2010/10/19
B型肝炎、和解協議の年内解決に向けて尽力 岡田幹事長
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 岡田克也幹事長は19日午後、国会内で全国B型肝炎訴訟原告団、弁護団と面談。和解協議の年内解決に向け、党として尽力していく考えを改めて示した。面談には、山井和則、柚木道義、福田衣里子各衆院議員が同席した。

 冒頭、同原告団の谷口代表から「何としても年内解決を願っている」としてB型肝炎訴訟早期全面解決を求める要請書が渡され、受取った岡田幹事長は、「年内解決に向けしっかり取り組んでいく」と改めて表明。

 谷口代表は、「39歳のときに突然B型肝炎を発症して以来21年間、差別や偏見、体の苦しみと地獄の思いをした」と切り出し、母子感染した息子、娘をはじめB型肝炎と戦う患者の悲痛な思いを代弁した。「加害者である国は、国民に対しこうした肝炎患者の実情を説明し理解と協力を得る責任がある」とも指摘し、患者はもちろん発症の不安を抱える多くのキャリア(ウィルスを体内に保有している人)も対象に入れるようにと要望。「長い年月放置され苦しい思いで生きてきたからこそ、国に謝罪と償いを心から待ち望んでいる。国会の場で、超党派で一刻も早く解決してほしい。年内解決にご尽力を」と求めた。

 面談後、記者団に対し柚木議員は、「岡田幹事長も年内解決に向け、本日伺った話を踏まえ着地点を見出していきたいという話であり、(自身は)PT(プロジェクトチーム)メンバーとしても間を繋いでいける努力していきたい」とコメント。福田議員は、「8名の原告の話を直接聞き、(岡田幹事長にも)一人ひとりの被害を受け止めてもらったと思う。党を挙げて政府と一丸となり、せっかく入った和解協議が決裂することのないよう、PTを立ち上げバックアップしていく」と述べた。

 PTは、現在メンバーは確定しており、今週中に役員で集まり、来週中をメドに立ち上げる方針。ポイントとしては、所管である厚生労働、法務、財務各省で事務的に取り組めるメンバーが入っていると指摘、かねてから肝炎問題に携わってきたメンバーを中心に、話が縦割りにならず国会のなかで議論できる体制をつくっていくという位置づけのもとでのメンバー構成だとした。

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