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2010/10/21
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、仙谷官房長官会見
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■菅直人総理(代表)ぶらさがり■
「信頼を取り戻すよう指示した」大阪地検事件で記者団に

 菅直人総理(代表)は21日夜、首相官邸で記者団に、最高検が同日、大阪地検特捜部の証拠改ざん・隠ぺい事件で、証拠品フロッピーディスク(FD)の改ざんを隠したとして、犯人隠避罪で、前特捜部長大坪弘道、元副部長佐賀元明、両容疑者を大阪地裁に起訴したこと、また上司に対して行政処分がだされたことに関して、「検察への国民
の信頼が根底から覆る遺憾な事件。私から法務大臣に2度とこうしたことが起きないように、また国民の信頼を取り戻すよう指示した」と答えた。

 また、円高に関する質問に、「急激な為替変動は好ましくないというのは国際的な共通認識。どうしてもという時には、断固たる措置をとる」と改めて答えた。


■仙谷由人官房長官会見■

 仙谷由人官房長官は21日午前、首相官邸で記者会見し、19日からの秋雨前線がもたらした大雨について、「同日午前8時の時点で秋雨前線が奄美地方に停滞して、この前線に向かって南から湿った空気が流れ込んでおり、大気の状況が非常に不安定になっている」と報告した。そのうえで、「奄美地方では過去に例のない大雨が降っており、これまでに土砂崩れや河川の氾濫によって死者2名のほか、家屋の倒壊、床上・床下浸水などが確認されている」と述べた仙谷長官は、お亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈りするとともに、被害に逢われた方にお見舞いを申し上げた。

 現地においては引き続き行方不明者の捜索をはじめ、被害の状況の把握につとめており、官邸においては昨日20日から官邸危機管理センターにおいて24時間体制で情報収集に当たっていると仙谷長官は報告。「官邸としては、今後も停滞する前線に伴う降雨で大雨になる恐れがあるということで、引き続き情報収集等、対応に全力をあげていく」とした。

 また、防災担当の東祥三内閣府副大臣が現地に赴くべく準備している段階だとした。

 仙谷長官はさらに、同日午前8時30分から官邸において原子力総合防災訓練を実施したと報告した。同訓練は今年で11回目となるが静岡県の浜岡原発3号機で原子炉の冷却機能が喪失したとの想定で、菅直人総理による原子力緊急事態宣言の発出、総理を長とする原子力科学対策本部の設置等、原子力緊急事態における政府の初動対処、地元自治体との連携等について訓練を実施しているところであると語った。

 仙谷官房長官は同日午後の記者会見で、奄美大島の大雨被害について、行方不明の方が発見され、死者が3名となったことを報告するとともに、お悔やみの言葉を述べ、「今後も大雨が予想されることから、官邸としても、情報収集、対応に全力を尽くしていく」と述べた。

 また、内閣の広報担当の内閣審議官にジャーナリストの下村健一氏を任命したことを報告した。

 記者の質問に、「情報発信の仕方について、貴重な提言なり、工作なり、実践なりをやっていただけると思う」と答えた。

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